Contents
いま地方銀とネット銀どちらが選ばれている?
- 住宅ローンのシェアは地方銀・ネット銀ともに拡大傾向
- 超低金利時代が続くなか、“低金利+独自サービス”の競争が激化
- 対面重視の地方銀行と、AI 審査でスピーディなネット銀行が二極化
住宅ローンシェア推移(2015‑2025)
- 2015 年以降、ネット銀行が急伸し、若年層を中心に利用者が増加
- 地方銀行も地域連携や補助金制度を活かし、シェアをじわじわ伸ばす
- 総じて、2025 年 Q1 まで「ネット vs 地方」の熾烈な競争が続く
近年の住宅ローン市場では、大手メガバンクや都市銀行だけでなく、地方銀行やネット銀行も大きくシェアを伸ばしてきました。とくに 2015 年以降、超低金利が長く続く中でネット銀行が先陣を切って金利を下げた結果、「ネット銀行=低金利」という印象が広く定着しています。 一方、地方銀行も地域密着型サービスや、自治体補助金とのセット優遇などを活かして徐々に残高を拡大中。2018 年頃からはネット銀行の利用が一気に広がりましたが、新型コロナ後は「対面で安心したい」「地域密着型のサポートを大切にしたい」という層も戻り、地方銀の需要も底堅く推移しています。 住宅金融支援機構と金融庁のレポートによれば、2020 年代半ば以降もネット銀行シェアは成長を続けているものの、地方銀行が横ばいか微増を保ち「ネット vs 地方」の競合構図が定着化。各行とも低金利と独自サービスを武器に顧客獲得を争っており、利用者にとっては選択肢が増えているのが現状です。
金利競争が激化した背景
- 長期低金利政策で貸出金利が底ばい
- ネット銀行は店舗コストを抑え、そのぶん金利優遇に振り向け
- 地方銀行は対面・自治体補助などの強みを前面アピール
金利競争の最大要因は、まずは長引く低金利政策の影響です。日銀の金融政策で市場金利が歴史的低水準に張り付き、金融機関は「より多くの住宅ローン顧客を取り込みたい」という課題を抱えています。 ネット銀行は支店網を持たず、システムの強みによりAI 審査や電子契約を積極的に導入し、「有人店舗なし=コスト削減→金利を安くできる」という図式で攻勢をかけやすいのが特徴。一方、地方銀行は自治体と連携した補助金・優遇サービスや、対面カウンターでの懇切丁寧なサポートを強みに対抗。 近年は物価・金利変動リスクも高まり、2025 年度に向けて金利水準が再編される可能性が取り沙汰されています。各行は柔軟に金利を見直し、サービス面の付加価値を強化して顧客確保を狙っている状況です。そのため、借り手にとっては「どこが最安か」を金利だけで判断しきれず、諸費用やサポート体制も含めたトータル比較が欠かせません。
金利・諸費用・団信コストを横並び比較
- 住宅ローンを選ぶうえで金利だけでなく、諸費用(事務手数料・保証料)も要チェック
- 団信特約の上乗せ金利は金融機関ごとに差が大きい
- 固定・変動を比較するときは借入期間やライフプランを踏まえることが重要
固定10年・変動の最新金利表
- 2025 年 Q1を中心に、ネット銀・地方銀で大きな差がある
- ネット銀行=必ず安い、地方銀=必ず高い とは限らない
- 優遇条件(給与振込・提携割)で金利が0.1〜0.3%上下するケースも
最新(2025 年 1〜3 月期)の主要ネット銀行・地方銀行の実勢金利を簡単に比較すると、下記のようになります(4 月時点の参考値含む)。表にまとめたので、ぜひ横に並べて確認してみてください。
金融機関 | 変動金利(2025 Q1) | 10年固定(2025 Q1) | 備考 |
---|---|---|---|
楽天銀行 | 1.498% → 1.645% → 1.693% (1〜4月目安) | 2.533% → 2.745% → 2.889% (1〜4月目安) | 上昇傾向が やや顕著 |
au じぶん銀行 | 0.684% (通常) 0.534% (優遇割) | 1.755% (通常) 1.605% (優遇割) | “au”割引など 特典充実 |
横浜銀行 | 0.680% (通常) 0.650% (給与振込) | 2.155% (通常) 2.125% (給与振込) | 地方銀 でも低水準 |
北國銀行 | 1.725% | 1.100% | 10年固定 非常に安い |
例えば、同じ地方銀行でも北國銀行の 10 年固定 1.100% は際立った低水準で、ネット銀行に劣らない魅力があります。一方で、変動金利の最安ラインを探ると、au じぶん銀行優遇割や横浜銀行給与振込利用が相当低いレベルまで下がるのが特徴です。 ネット銀行=絶対安い、地方銀行=絶対高い、と一括りにできないことがおわかりいただけるはず。借入額・年数・優遇条件によっては地方銀行のほうが有利になるケースもあるので、必ず複数行を比較しましょう。
事務手数料と保証料で総負担はここまで違う
- ネット銀行は定率型事務手数料が主流:借入額×2.2% 税込など
- 地方銀行は定額型+保証料が一般的:保証料が 60 万円超の場合も
- 合計を試算し、金利優遇とセットで見ないと得か損かは判断不可
金利と同じくらい重要なのが、初期費用として発生する「事務手数料」や「保証料」です。
- ネット銀行:「定率型」の事務手数料が多く、借入 3,000 万円なら約66 万円前後。
- 地方銀行:「定額型」(3〜5 万円程度)のケースが多い一方、保証料がまとまった金額(3,000 万円で 60〜70 万円など)かかることが一般的。
要するに、どちらが良いかは借り入れ条件次第。例えば横浜銀行のように給与振込で変動金利 0.65%を実現できれば、多少保証料があっても総返済額で有利になるかもしれません。逆にネット銀行で保証料ゼロに魅力を感じれば、定率手数料でも納得できる人もいます。 トータルコストは金利と諸費用の両方を合算して判断するのが必須です。
団信(がん・三大疾病)の上乗せ率比較
- 通常の団信は銀行負担が多いが、特約付きは金利上乗せ
- ネット銀行の特約付き団信は上乗せ年 0.1〜0.2%あたりが主流
- 地方銀行は上乗せ率が0.2〜0.3%になる例も。保障内容を要チェック
住宅ローンには「団信(団体信用生命保険)」がセットになることが多く、三大疾病補償やがん特約を付けると金利が上乗せされます。 ネット銀行の特約付き団信は年 0.1〜0.2% 上乗せが多く、加入条件も比較的シンプル。一方、地方銀行は外部の保険会社と提携し、年 0.2〜0.3% 上乗せというケースも見られます。 保障範囲・免責条件なども含めて、「どの程度のリスクをカバーしたいか」に応じて検討しましょう。特約が充実しているほど上乗せ率も高くなるため、必要性をじっくり見極めることが大事です。
審査スピード&UX:最短◯日 vs 最長◯週間
- ネット銀行は AI 審査を活用し、仮審査が最短数分〜数時間で出る
- 地方銀行は対面サポートが手厚いが、書類確認に 3〜5 週間かかることも
- 注文住宅で必要なつなぎ融資は地方銀が対応しやすい
ネット完結型(AI 審査・電子契約)の流れ
- ネット上で申込 → AI 仮審査 → 本審査 → 電子契約(来店不要)
- 最短当日〜翌日に結果が分かることもある
- 書類アップロードで完結、事務ミス減少&契約まで短期化
ネット銀行の多くはAI 審査を積極的に取り入れ、仮審査のスピードが非常に速いのが特徴です。実際、au じぶん銀行や楽天銀行、ソニー銀行などでは、必要事項をオンライン入力すれば数分〜数時間以内に仮審査結果が出るケースもあり、書類のやり取りもアップロード形式で完結します。 本審査については物件資料や本人確認書類のチェックに多少時間がかかるものの、2〜3 週間程度で融資実行まで進むことも。紙契約が一切不要になる「電子契約」を導入している行も増え、出産前後や仕事が忙しい人にとって来店不要は大きなメリットでしょう。
地方銀の強み:対面相談&書類サポート
- 担当者が直接対応し、地元の事情や申請書類を細かくチェック
- 高齢の親との同居リフォームや特殊要件にも臨機応変に対応しやすい
- 仮審査〜本審査は3〜5 週間ほど見ておくのが無難
地方銀行では店舗での対面サポートが充実しています。特に、家族構成や勤め先、将来設計に合わせた相談をじっくり行いたい場合、窓口で事細かに状況を説明しながらプランを練ることができるメリットがあります。 たとえば二世帯住宅や親子リレーローン、リフォーム込みの複雑案件などでも、「地域の事情を踏まえた提案」を受けやすい傾向です。ただし、紙のやり取りや保証会社との調整に時間がかかるため、仮審査と本審査合わせて数週間単位を要することが多い点に留意しましょう。
「つなぎ融資」可否と土地先行購入の注意点
- 注文住宅は建物完成前に支払いが発生 → 「つなぎ融資」が必要
- ネット銀行はつなぎ融資不可のところが多い
- 地方銀行はつなぎ融資対応の商品が豊富。ただし金利・手数料は高め
注文住宅を建てるときは、土地代金や着工金・中間金の支払いが建物完成前に発生します。住宅ローンはあくまで完成後に実行されるのが一般的なため、その間をカバーするのが「つなぎ融資」です。 ネット銀行の多くはつなぎ融資に対応していないか、土地購入まで含む分割実行が難しいことが多いです。一方、地方銀行は「つなぎ融資」「リフォーム一体ローン」といった商品ラインナップを揃え、柔軟に応えてくれます。ただし、つなぎ融資は金利や手数料が高めなので、期間をできるだけ短くするように工夫しましょう。
ケーススタディ:3つの家族モデルで試算
- 共働き世帯の変動金利派
- 安定年収の固定金利派
- 築古物件のリノベ込み借り換え派
年収600万円・共働き/変動派
- 夫婦正社員、子ども 1 人、収入合算で600 万円
- 繰り上げ返済を積極活用 → 変動型で利息を抑えたい
- AI 審査や完全オンラインなど時短重視ならネット銀行が便利
【プロフィール例】夫婦ともに正社員で合計年収が 600 万円ほど、子どもが 1 人。早めに繰り上げ返済をしたい意向が強いため、変動金利の低さをとことん活かしたいケースです。 例えば au じぶん銀行で「au 金利優遇割」を適用し、変動金利 0.534% にできれば利息コストはかなり抑えられます。ただし将来の金利上昇リスクには注意が必要。共働きである程度の貯蓄が見込めるなら、変動金利の恩恵を享受しやすいでしょう。 地方銀行だと横浜銀行の0.650%(給与振込)なども有力候補。対面サポートを重視したいなら、ネット銀行との金利差を比較してみて総額を判断するとよいです。
年収800万円・固定安心派
- 大手企業勤務などで安定収入、子ども 2 人
- 将来の負担を予測しやすい10 年固定や20 年固定を希望
- 地方銀行の超低金利固定(1.1%台など)にも注目
【プロフィール例】夫が大手企業勤務で妻はパート。世帯年収は 800 万円ほど、子どもが 2 人。月々の返済額を一定にして教育費や老後資金を見通しやすくしたい場合、固定金利が有力になります。 ネット銀行の au じぶん銀行(10 年固定で 1.605%)、楽天銀行(2.5% 台)などが選択肢ですが、地方銀行の 北國銀行(10 年固定 1.100%)のように破格に安い商品も存在。ただし地域限定の条件があるため、居住エリアや利用条件は事前にチェックしましょう。 固定金利は変動より金利が高めですが「将来上がる心配なし」という安心感がメリット。教育費ピークと返済が重なっても家計管理しやすいのが長所です。
リノベ費用込み借り換え世帯
- 築 20 年マンションの借り換え+リフォームを同時に計画
- ネット銀行のリノベ一体商品なら金利をまとめて抑えられる
- 地方銀行なら自治体補助や地元工務店との連携サポートが受けやすい
【プロフィール例】築 20 年のマンションを所有し、子どもの独立を機にリノベーションを検討。既存ローンの金利が高いので、借り換えも同時にやってしまいたい、というケース。 ネット銀行の場合、リノベ一体型ローンで既存住宅ローンとリフォーム費用をまとめて借り換えし、低金利を享受できるのが魅力。ただし工事見積書や必要書類をすべてオンライン提出する際の手間などを確認しましょう。 地方銀行では自治体のリフォーム補助金などの情報を窓口で教えてくれたり、地元業者との連携で手厚いサポートをしてもらえたりするメリットがあります。面倒な手続きが苦手でプロのフォローを受けたい人には地方銀行も有力候補です。
向き不向きが一目でわかるチェックリスト
- ネット銀行向きか地方銀行向きか、条件から素早く判別
- 「スピード重視」「対面安心」「つなぎ融資要否」など自分軸で選ぶ
- 金利差だけでなく諸費用や自治体補助も考慮が不可欠
ネット銀行が合う人
- 店舗に行く時間がない、完全オンラインで手続きしたい
- 審査スピード重視で、仮審査結果をできるだけ早く知りたい
- 「保証料ゼロ」のメリットを大きく感じる、定率手数料でも許容できる
- AI 審査・電子契約に抵抗がなく、PC・スマホ操作に慣れている
- つなぎ融資が不要(完成済物件やシンプルな購入)
- 通信キャリア割引やポイント還元など付帯特典を重視したい
地方銀行が合う人
- 自治体補助や移住支援策を活かした優遇を狙いたい
- 対面相談で安心感を得たい、書類サポートが手厚いのが良い
- 注文住宅やリフォームでつなぎ融資が必須になる
- 特殊ケース(二世帯、親子リレー、リノベ等)で相談事項が多い
- 地域密着の取引で給与振込や光熱費口座優遇が受けられる
- 地元経済に貢献したい、店舗が近くにあって使いやすい
よくある質問(印紙税・つなぎ融資・保証会社 ほか)
- 印紙税は電子契約なら基本ゼロになる
- つなぎ融資はネット銀行では非対応が多い
- 地方銀行の保証会社利用による保証料は 60 万円前後が一般的
Q1. 印紙税はいくらかかる?
A. 金銭消費貸借契約書の印紙税は借入額に応じて 2 万円〜数万円ですが、電子契約なら印紙不要です。ネット銀行の電子契約で節税できるケースが多々あります。
Q2. つなぎ融資は具体的にどのような流れ?
A. 注文住宅などで着工金・中間金を先払いするとき、完成後の本ローン実行までをカバーする短期ローンです。地方銀行などで対応が一般的ですが、金利が高めなのでできるだけ利用期間を短くする工夫が必要です。
Q3. 保証会社はどこが違う?
A. 多くの地方銀行は保証会社を利用し、「保証料」が発生します。ネット銀行は基本保証会社不要(代わりに定率事務手数料)という形です。ケースバイケースでどちらが得か変わるので、総返済額でチェックしましょう。
Q4. 地方銀行の優遇は他県でも受けられる?
A. 一部はエリア外でも利用可ですが、多くは管内在住・在勤が条件となります。低金利固定や移住支援プランなどは地域限定が多いので、事前に確認をお忘れなく。
まとめ ── “金利差+体験価値” で最適な金融機関を選ぼう
- ネット vs 地方、双方にメリットとデメリットがある
- 金利だけでなく、初期費用・団信特約・サポート体制を総合比較
- 最終的には複数候補を試算し、自分に合った形を選ぶのがベスト
チェックリスト再掲+次の行動メモ
地方銀行とネット銀行の住宅ローンは、単に金利が安いかどうかだけで比較できないほど多面的な要素があります。諸費用(事務手数料・保証料)や、特約付き団信の保険料負担、つなぎ融資の可否や地域独自の補助金など、検討項目が多岐にわたるからです。 まずは本記事のチェックリストで「自分はどっち寄り?」をざっくり判断し、複数の金融機関で仮審査と試算を進めることをおすすめします。 行動のヒント:
- 最初にネット銀行の事前審査を試してみる → AI 審査で借入可能額を早期把握
- 地元の地方銀行にも相談予約 → つなぎ融資や優遇策の有無を確認
- 固定・変動、諸費用込みの総返済額をシミュレーションし、比較検討
住宅ローンは数千万円を借りる大きなライフイベントゆえ、比較や手続きは煩雑ですが、金利差や補助金活用が決まれば数十万円〜百万円単位の差が生まれ得ます。多少の手間を惜しまず、“金利差+体験価値”をしっかり見極めて、満足度の高い金融機関を選びましょう。 皆さんが納得のいく住宅ローン選びをすることで、今後の暮らしがより豊かで安心できるものになるはずです。
参考サイト
- 地方銀行で住宅ローンを借りるメリットは?おすすめの地方銀行も紹介 – オカネコ地方銀行・都市銀行・ネット銀行の違いや特徴が分かりやすくまとめられています。
- 金融機関ごとの審査期間の特徴をチェック!おすすめのサービスは? – リクルートの住宅ローン住宅ローンの審査期間や流れ、金融機関ごとの違いを詳しく解説しています。
- 【2025年4月最新版】住宅ローンはどこを選ぶべき?おすすめの銀行比較 – GMOサイン主要銀行の最新金利や審査スピード、団信などを比較しています。
- 【令和7年最新版】おすすめの住宅ローン無料一括比較サイト3選! – 公開ゼロ信頼できる住宅ローン比較サイトの特徴や使い方が紹介されています。
- 静岡で住宅ローンを選ぶ!地元金融機関vsネット銀行 – かおり木工房地元金融機関とネット銀行の違いを静岡エリアの事例で比較しています。
- ネット銀行住宅ローンの2つのデメリット | メガバンクとの違いから徹底解説 – エイチームフィナジーネット銀行住宅ローンのメリット・デメリットや選び方が解説されています。
- ネット銀行の住宅ローンで失敗した5つの事例とは – アットホームネット銀行の住宅ローンでよくある失敗例や注意点が紹介されています。
- ネット銀行の住宅ローンにはメリットがある?一般の銀行との違い – 大東建託リーシングネット銀行と一般銀行の違いやメリット・デメリットが分かりやすくまとめられています。
初心者のための用語集
- 変動金利:市場金利の動向に応じて返済中に金利が上下するタイプの金利。
- 10年固定金利:借入後10年間は金利が変わらず、その後の金利は再設定されるタイプ。
- 事務手数料:住宅ローン契約時に銀行へ支払う手続き費用で、定額型と定率型がある。
- 保証料:保証会社に支払う費用。外枠方式(契約時一括)と内枠方式(金利上乗せ)の2種類。
- 団信(団体信用生命保険):契約者が死亡・高度障害になった際にローン残高を保険で返済する保険。
- AI審査:人工知能を用いて申込者情報を自動分析し、仮審査結果を高速に出す仕組み。
- 電子契約:インターネット上で契約手続きを完結させ、印紙税を不要にする方式。
- つなぎ融資:住宅ローン実行前に土地購入や建築中の資金を一時的に借りる短期融資。
【編集後記】地方銀行とネット銀行の選択、あるお客様の経験から見えた「対面の価値」
この記事を編集している間、あるお客様の住宅ローン選びの体験談を思い出しました。このお客様は数年前、初めての住宅購入で悩んだ末、最終的に地方銀行を選択されました。当初はネット銀行の低金利に惹かれていたそうですが、書類の準備や審査の過程で数々の疑問が生じ、結局は対面相談の価値を実感されたとのことです。 記事にもあるように、単純な金利比較だけでは見えない部分があります。このお客様の場合は、急遽必要になったつなぎ融資の対応や、地域特有の補助金制度の案内など、担当者との対話から得られた情報が決め手となったそうです。特に自治体との連携による優遇策は、ネットだけでは知り得なかったでしょう。 一方で、別のお客様のケースではネット銀行のスピーディな審査と手続きの簡便さが大きな魅力となり、全くストレスなく契約を完了させていました。これはまさに記事のチェックリストに示される「向き不向き」の好例です。 住宅ローンは人生最大級の借り入れであり、各自の状況や価値観によって最適解は異なります。この記事が示すように、金利差だけでなく「体験価値」や「サービス内容」まで含めた総合的な比較が、後悔しない選択への鍵となるでしょう。あなたの生活スタイルや優先したい要素は何か、ぜひ記事を参考に考えてみてください。
不動産選びをもっと深く知りたい方へ
住宅ローンを調べているあなたは、マイホーム購入に関する情報もお役に立てると思います。 あなたにオススメ情報を書いた、記事をご紹介します。
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