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FP試験・株式投資の基礎を徹底攻略:指値注文・成行注文、単元株・ミニ株、累投・株式受け渡し日・ドルコスト平均法を完全解説・ファイナンシャルプランナー試験対策!

FP試験・株式投資の基礎を徹底攻略:指値注文・成行注文、単元株・ミニ株、累投・株式受け渡し日・ドルコスト平均法を完全解説・ファイナンシャルプランナー試験対策!

ファイナンシャルプランナー試験(FP試験)で合格を目指す皆さん、あるいはこれから受験を検討している方に向けて、今回は「株式投資の基礎」分野を中心に解説します。この記事では指値注文や成行注文の違い単元株やミニ株累投(株式累積投資)株式の受け渡し日ドルコスト平均法といった重要テーマについて、過去問傾向や試験当日の攻略ポイントも交えながら丁寧に整理します。

この記事を読むと得られるメリット

この分野はFP試験の中でも特に受験者がつまずきやすいテーマですが、実際の投資に直結した知識でもあるため、しっかりと理解しておくと日常生活やキャリアにも役立ちます。この記事を読むことで、

  • 試験で問われやすい「株式投資の基礎」の概念を一通り押さえられる
  • 指値注文・成行注文、累投、ドルコスト平均法といった重要キーワードの意味や特徴を整理できる
  • 過去問を中心とした出題傾向やポイントを理解し、学習計画を立てやすくなる
  • 実務や実際の投資で使える具体的イメージが湧き、モチベーションを高められる

以上のメリットが得られます。ぜひ最後までお付き合いください。

ファイナンシャルプランナー試験(FP試験)の「株式投資の基礎」分野とは?

ファイナンシャルプランナー試験(以下、FP試験)の6科目のうち、「金融資産運用」分野では幅広い投資や金融商品の知識が問われます。中でも株式投資の基礎は、多くの受験者が最初に学ぶテーマです。具体的には、下記のようなトピックが頻出です。

  • 指値注文・成行注文などの注文方法
  • 投資指標(PER、PBR、ROEなど)の計算方法
  • 累投(株式累積投資)、単元株やミニ株の特徴
  • 株式の受け渡し日
  • ドルコスト平均法

これらは試験範囲が比較的明確で、毎回のように出題される傾向があります。出題形式も計算問題と理論問題がバランスよく組み合わさっているため、どちらも押さえる学習法が大切です。

ポイント!
FP試験合格を目指すなら、まずは基本用語や計算式をしっかり理解しましょう。公式をただ暗記するだけでなく、どのような場面で使われるか、なぜその計算式になるのかを「仕組み」で理解すると記憶に定着しやすくなります。

参考:金融庁公式サイト
金融庁(金融に関する基本資料)
公的機関が発信する情報にも目を通すと、最新の法制度や投資環境を把握でき、理解が深まります。

株式投資の基礎(指値注文や成行注文の違い、単元株やミニ株、累投、株式の受け渡し日・ドルコスト平均法)の概要と重要ポイント

ここでは、FP試験の「株式投資の基礎」で特に覚えておきたいキーワードとその要点を整理します。

1. 指値注文と成行注文の違い

指値注文

  • 投資家が「○○円で買いたい」「△△円以上になったら売りたい」というように、価格を指定して注文を出す方法
  • 指定した価格に届かなければ約定(取引成立)しないため、狙った値段で取引できるメリットがある
  • ただし、相場が急変した場合は約定のチャンスを逃すリスクもある

成行注文

  • 価格を指定せず、現在の市場価格で取引を成立させる方法
  • その時点で最も早く約定しやすい一方、予想外に高い(あるいは低い)価格で約定してしまうリスクがある
  • 「すぐに売買を成立させたい」場合に有効

試験では「成行注文が優先される」という価格優先の原則時間優先の原則にも注意が必要です。成行注文は、希望価格は度外視してでも早く約定させたい時に使うと覚えておくと混乱しにくくなります。

2. 単元株とミニ株(単元未満株)

単元株

  • 証券取引所が定める「売買単位」のこと。多くの日本企業では100株が1単元となっている
  • 配当金や株主優待の権利を得るには、通常この単元株以上保有する必要がある(企業によって異なる場合もあるので要確認)

ミニ株(単元未満株)

  • 単元未満の株式を少額で売買できる形態
  • 1株(あるいは10株)から購入できることが多く、初心者が少ない金額で始めたいときに便利
  • 配当金は受け取れるものの、株主総会での議決権がないケースが一般的

注意!
FP試験では、単元株とミニ株を混同しないことが重要です。ミニ株はリアルタイム価格でなく、前場や後場の始値で約定するなど独自の制限がある場合もあるため、基本的な仕組みを押さえておきましょう。

3. 累投(累積投資)

累投(累積投資)とは、証券会社などであらかじめ選択した株式を毎月定額で継続的に積み立て購入する仕組みです。以下の特徴があります。

  • 投資金額が毎月一定なので、株価が高いときは購入株数が少なく、株価が低いときは多く買える
  • ドルコスト平均法の考え方を使って平均取得価格を平準化する効果がある
  • 投資対象は一社の株式に限定されることが多い(証券会社によって取り扱い銘柄が異なる)

FP試験では、累投とミニ株(単元未満株)を混同するひっかけ問題も見受けられます。「累投=定期的に一定額を積み立てる」「ミニ株=少額でも1株単位で購入が可能」と、それぞれの特徴を明確に区別してください。

4. 株式の受け渡し日

株式の取引は「約定日」に成立しますが、実際に株や代金がやり取りされるのは約定日の3営業日後です。これを「受け渡し日」と呼びます。たとえば月曜に約定した場合、水曜を除いた営業日のカウントが進み、金曜が受け渡し日になることもあります(祝日や証券会社の休業日を考慮)。

ポイント!
「受け渡し日以降でなければ株主としての権利を持てない」という点が過去問でも出題されています。配当金や株主優待の権利取りのタイミングでは特に要注意です。

5. ドルコスト平均法

ドルコスト平均法とは、一定の金額を定期的に投資していくことで、購入価格を平準化する手法です。株式だけでなく投資信託などさまざまな金融商品で活用できますが、試験では以下の点が問われることが多いです。

  • メリット:相場が下がったときは多くの株数を買え、相場が上がったときは購入株数が少なくなるため、長期的に取得単価がならされる
  • デメリット:相場が右肩上がりに上昇し続ける局面では、一括投資が有利になるケースもある
  • 計算問題:例として「毎月1万円ずつ投資して○カ月後の平均取得単価はいくらか」などが出題される

注意!
計算式を暗記するだけでなく、自分で計算フローを書き出して正しく理解しておくと、どのような問題が出ても対応しやすくなります。

過去問にみるFP試験「株式投資の基礎」の出題傾向と学習法

最近10年ほどの出題を振り返ると、指値注文や成行注文の違いや優先順位ルール、投資指標(PER、PBR、ROE、配当利回り)の計算、ドルコスト平均法のメリット・デメリットなど、基礎的な部分が繰り返し問われています。
とりわけ成行注文と指値注文の違いは混同している受験者が多いため、重点的に押さえることが合格への近道です。

学習ステップの一例:

  • STEP1:基本用語と公式の把握
    テキストや講義動画などで用語の意味や計算式を理解。単元株、ミニ株、累投などの概要に慣れましょう。
  • STEP2:過去問を解いて重要度を把握
    過去問を解いてみると、よく出るテーマ・出にくいテーマが浮き彫りになります。指値注文、ドルコスト平均法、PER・PBR・ROEの計算は要チェック。
  • STEP3:間違えた問題をテキストで再確認
    計算式を逆に覚えていないか、用語の使い分けが正しいかを復習。特にPERとPBRは「株価÷EPS(1株当たり純利益)」か「株価÷BPS(1株当たり純資産)」か、よく混同しがち。
  • STEP4:模試や直前問題集で最終確認
    試験本番に近い形式で解き、時間配分やミスの傾向を把握しましょう。

過去問演習は必須
過去問演習を行うことで、出題パターンやよくある間違いに対する耐性がつきます。特に「ひっかけ問題」が多い分野なので、繰り返し解いてミスを減らすことがポイントです。

具体的学習スケジュール例:3カ月で合格を目指す場合

あくまで一例ですが、3カ月で合格を狙う方は以下のようなスケジュールを参考にしてみてください。

  • 1カ月目:
    • テキスト・講義動画で「株式投資の基礎」を含む金融資産運用全体像を学ぶ
    • 指値注文・成行注文、単元株・ミニ株、累投、受け渡し日、ドルコスト平均法などの用語をざっと把握
    • 計算問題の公式暗記も少しずつ進める
  • 2カ月目:
    • 過去問演習を開始。間違えた問題をテキストで徹底的に復習
    • 投資指標(PER、PBR、ROE、配当利回り)などの計算は頻出なので、優先度高め
    • 理解が曖昧なところはYouTube解説動画や公的機関サイトなども活用
  • 3カ月目(直前期):
    • 模擬試験や直前対策講座で実戦力アップ
    • 指値注文・成行注文などの違いを再チェック。用語ミスを防ぐ
    • ドルコスト平均法や累投に関する計算問題を繰り返し解く

このように、最初は全体を俯瞰して基礎固め、次に過去問演習で経験値を積み、最後に模試などで最終的な確認をする流れがおすすめです。

よくある間違いと対処法:指値と成行の混同、PERとPBRの誤解

FP試験の株式投資の基礎で、受験者が特につまずきやすいポイントをまとめます。

  • 指値注文と成行注文の特徴を混同する
    • 成行は即約定重視、指値は価格重視であることを再度確認
    • 「株価を問わず、早く売買したいなら成行」「指定価格で取引したいなら指値」とイメージする
  • PERとPBRの分子・分母を逆に覚えている
    • PERは「株価 ÷ EPS(1株当たり純利益)」
    • PBRは「株価 ÷ BPS(1株当たり純資産)」
    • ROEは「当期純利益 ÷ 自己資本 × 100」

    テキストや講義でよく使われる語呂合わせや図解を活用すると定着しやすいです。

  • ミニ株と累投を取り違える
    • ミニ株:1株単位などで少額投資できる仕組み
    • 累投:毎月一定額で継続的に株式を積み立てる
    • 「金額ベースでコツコツ買う」のが累投、「株数ベースで少量から買える」のがミニ株
  • 株式の受け渡し日を意識せず権利落ちを間違える
    • 権利確定日と受け渡し日のタイミングを正しく理解する
    • 試験では「約定日から3営業日後が受け渡し日」と出題されることが多い
  • ドルコスト平均法のメリット・デメリットの理解不足
    • メリット:平均取得単価がならされ、心理的負担が軽い
    • デメリット:一本調子で上がっている局面では一括投資に劣る場合がある

対処法
これらのミスを防ぐには、テキスト上の理解だけでなく、実際の投資をイメージすることが大切です。デモ取引や少額投資を体験すると、「成行注文ならこういうリスクがあるのか」「ドルコスト平均法でこういう買い方になるのか」と実感できます。

さらに得点力を上げる勉強のコツ:過去問・模試を活用しよう

株式投資の基礎は、試験全体の中でも理論と計算がバランスよく出題される分野です。これを攻略するには、次のポイントを意識すると効果的です。

  • 過去問を繰り返し解く過去問は最強の教材です。特に直近数年分は必ず押さえ、「同じ間違いを繰り返さない」ように復習ノートなどにまとめておきましょう。
  • 苦手分野を早期発見し、重点的に克服たとえば、計算問題が苦手なら、過去問や演習問題をピックアップして繰り返す。公式を暗記するだけでなく、実際に手を動かして計算の手順を定着させることが重要です。
  • 模試で時間配分やケアレスミスをチェック試験本番の時間は限られています。計算式を間違えないように下書きを活用したり、暗算で焦らないための練習をしておくと安心です。

合格者の声・学習時間の目安

合格者の体験談では、株式投資の基礎は「実生活でも使える分野だから理解しやすい」と好評です。一方で、「公式だけを暗記していたら、応用問題で苦戦した」という声もあります。
平日1時間、休日2時間程度の学習を3カ月以上継続するケースが多いようです。金融資産運用分野に充てる時間のうち、株式投資の基礎には全体の10~15%ほど割くと、他の投資分野(債券、投資信託、外貨建て商品など)とのバランスが保ちやすいでしょう。

参考リンク:さらに深掘りしたい方へ

学習がひととおり進み、さらに情報を深めたい方は以下の記事もおすすめです。試験全体の学習スケジュールや過去問活用法など、幅広い情報を得られます。

また、金融庁経済産業省など公的機関の情報を定期的にチェックすると、法改正や市場動向について最新の知識が得られます。

まとめ:ファイナンシャルプランナー試験の株式投資分野で得点アップを狙おう

この記事では、ファイナンシャルプランナー試験(FP試験)の「株式投資の基礎」で頻出の指値注文・成行注文の違い単元株・ミニ株累投(株式累積投資)株式の受け渡し日ドルコスト平均法などを中心に解説してきました。
試験ではこれらの用語理解だけでなく、計算問題や実務的な応用例も出題されるため、過去問対策と反復練習が必須です。実際に勉強を進める中で、以下の点を再度意識してみてください。

  • 指値注文は価格重視、成行注文は成立スピード重視で使い分ける
  • 単元株は通常100株単位、ミニ株は1株単位から買えて議決権は基本的になし
  • 累投は毎月定額で同一銘柄を買い付ける仕組みと覚える
  • 受け渡し日は約定日から3営業日後。権利落ちや配当金の時期に影響
  • ドルコスト平均法は長期投資向き。計算問題が出たら自力で合計金額と合計株数を算出しよう

次のアクション:より深い学習と試験対策を実践しよう

最後に、これから学習を進める皆さんへの提案です。

  • 過去問をまず解いてみる:自分の苦手をはっきりさせることで学習効率が上がります。
  • テキストや講義動画で再確認:苦手分野や用語を中心に、繰り返し目を通しましょう。
  • 模試や直前講座を利用:本番さながらの問題量・時間配分で演習し、ケアレスミスを減らします。
  • 実務や実際の投資に活かす:余裕があればデモ取引や少額投資を試して、知識を体感的に深めるのもおすすめです。

ファイナンシャルプランナー試験(FP試験)は、合格するだけでももちろん大きな達成感がありますが、学んだ知識を仕事や日常生活に活かすことで、さらなるステップアップが期待できます。株式投資の基礎を身につければ、自分の資産形成にも役立ち、周囲にもアドバイスできるようになるでしょう。

以上で「株式投資の基礎」に関する解説は終わりです。引き続き、他の科目や論点もバランスよく学習して、本番での合格を勝ち取りましょう。この記事が皆さんの学習のお役に立てれば幸いです。応援しています!

参考サイト

以下のサイトを参考にして記事を作成しました。株式投資の基礎知識についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。

オリジナル練習問題(修正版)

問題1

【問題文】 指値注文とは、市場の状況にかかわらず常に指定した価格で約定する注文方法である。
【正解】×

【解説】
指値注文は「指定した価格またはそれより有利な価格で売買したい」という注文方法です。買い注文の場合は指定価格以下、売り注文の場合は指定価格以上で約定します。指定した価格に市場価格が達しても、他の注文が優先される場合など、必ずしも約定するとは限りません。

問題2

【問題文】 成行注文は売買価格を指定しないため、約定が優先される一方で価格変動リスクがある。
【正解】◯

【解説】
成行注文は価格を指定せず「すぐに売買したい」という注文形態です。成立優先度は高いですが、特に取引量の少ない銘柄では、想定外の価格で約定する可能性があるため、価格変動リスクに注意が必要です。

問題3

【問題文】 単元株制度においては、上場企業ごとに最低売買単位が設定されており、多くの銘柄で100株が単元となっている。
【正解】◯

【解説】
日本国内の株式市場に上場する企業の多くは、最低売買単位(単元株)を100株に統一しています。ただし、一部の銘柄では異なる単元株数を設定しているケースもあります。

問題4

【問題文】 単元未満株取引では、単元株数に満たない株式を1株単位から売買できる場合がある。
【正解】◯

【解説】
単元未満株取引を扱っている証券会社では、100株単位に満たない株数を1株から購入できることがあります。配当や株主優待は受けられますが、株主総会での議決権がないなどの制限がある点に注意が必要です。少額から株式投資を始めたい場合などに利用されます。

問題5

【問題文】 積立投資(定時定額投資)では、定期的に一定金額で株式や投資信託を購入するため、約定価格や手数料が毎回同一となる。
【正解】×

【解説】
積立投資は定期的に同じ金額を投じる方法ですが、そのときの株価や手数料体系に応じて購入株数や実質コストが変化します。常に同じ価格や手数料になるわけではありません。

問題6

【問題文】 日本株の受け渡し日は、一般的に約定日から起算して2営業日後(T+2)である。
【正解】◯

【解説】
日本国内の株式の受け渡しは、2019年7月16日以降T+2(約定日を含めず2営業日後)となっています。約定日から2営業日後に実際の資金・株式の受け渡しが行われます。

問題7

【問題文】 ドルコスト平均法では、株価が低いときに多くの株数を購入し、株価が高いときには少ない株数を購入することになる。
【正解】◯

【解説】
ドルコスト平均法とは、定期的・一定額ずつ投資を行う手法です。一定額で購入するため、価格が安いときには多くの株数を、価格が高いときには少ない株数を購入することになります。

問題8

【問題文】 ドルコスト平均法は、株価が常に上昇傾向にある場合でも、一括投資よりも必ず利益が大きくなる。
【正解】×

【解説】
株価が一貫して上昇傾向にある場合、早く投資した方が有利なため、分散して投資するドルコスト平均法よりも一括投資の方がリターンが大きくなる可能性が高いです。ドルコスト平均法は価格変動リスクを平準化するメリットがある一方、相場の上昇局面では一括投資に劣る場合があります。

問題9

【問題文】 株式投資のリスクとして、値下がりリスクだけでなく、流動性リスクや信用リスクなども考慮する必要がある。
【正解】◯

【解説】
株式投資においては、株価変動リスク以外にも、取引量が少ない場合に売りたいときに売れない流動性リスクや、企業の財務状況に起因する信用リスクなど多様なリスク要因を考慮する必要があります。

問題10

【問題文】 毎月一定金額で積立投資をする場合、買付のタイミングや積立額は常に固定となり、ボーナス月などに積立額を増やすことはできない。
【正解】×

【解説】
証券会社や投信会社によっては、買付日や積立額を変更したり、ボーナス月だけ積立額を増額するといった設定が可能なサービスがあります。ただし、積立NISAやiDeCoなどの制度を利用する場合は、制度ごとの制限があるため、全ての積立投資で自由に設定変更できるわけではありません。

初心者のための用語集

  • 指値注文:買いたい(売りたい)価格を指定して注文する方法です。指定した価格に届かなければ約定(取引成立)しないため、希望価格で取引できますが、約定しないリスクがあります。
  • 成行注文:価格を指定せず、その時点で市場に出ている最良の価格で取引を成立させる方法です。約定しやすい反面、思わぬ価格で成立する可能性があります。
  • 単元株:証券取引所が定める売買の最小単位の株数です。多くの日本企業では100株が1単元とされ、株主優待や議決権を得るには通常この単元株以上が必要です。
  • ミニ株(単元未満株):単元株の1/100など、通常の売買単位よりも少ない株数を取引できる方式です。少額から投資できる一方で議決権がないなどの制限があります。
  • 累投(株式累積投資):あらかじめ選んだ銘柄を毎月一定額で積み立て購入していく投資方法です。少しずつ買い付けることで、株価変動のリスクを平準化する効果があります。
  • 受け渡し日:株式や代金が実際に移転される日を指します。通常、約定日(売買が成立した日)から3営業日後に行われます。
  • ドルコスト平均法:定期的に一定金額で投資を行うことで、購入単価を平均化する投資手法です。株価が高いときは少量、安いときは多く買う仕組みになります。
  • PER(株価収益率):株価が「1株当たり純利益(EPS)」の何倍になっているかを示す指標です。割安・割高の判断に使われます。
  • PBR(株価純資産倍率):株価が「1株当たり純資産(BPS)」の何倍かを示す指標です。1倍を下回ると純資産よりも株価が低い状態といわれます。
  • ROE(自己資本利益率):企業が自己資本を使って、どれだけ効率的に利益を生み出しているかを示す指標です。
  • 配当利回り:株価に対してどの程度の配当金が支払われているかを示す割合です。「1株当たり配当金 ÷ 株価 × 100」で計算します。
  • 約定日:売買が成立した日付です。証券取引所で注文がマッチングしたタイミングを指し、実際の株式や代金のやり取りは別途「受け渡し日」に行われます。
  • 権利確定日:配当金や株主優待の権利を得るための基準日です。この日までに株式を保有していないと、その権利を得られません。
  • 権利落ち:権利確定日を過ぎると配当や優待の権利が消滅し、株価がその分下落しやすくなる現象を指します。

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