マイホーム購入

【見落としがちな諸費用・税金を徹底解説】初めてのマイホーム購入で後悔しないために!

【見落としがちな諸費用・税金を徹底解説】初めてのマイホーム購入で後悔しないために!

マイホーム購入時に発生する仲介手数料や火災保険、登録免許税などの諸費用、さらには不動産取得税や固定資産税といった税金まで網羅的に解説。読めば見落としがちな出費を抑え、予算オーバーを防ぐための計画づくりが可能になります。

この記事を読むメリット

  • 住宅ローンや物件価格以外にかかる費用項目を一通り把握できる
  • 税金の支払いタイミングや軽減措置の有無が分かり、ムダな出費を抑えられる
  • 補助金・減税制度、費用シミュレーションの具体例を知り、予算オーバーを防げる

マイホームの購入は、多くの人にとって人生最大級の買い物です。物件価格や住宅ローンばかりに注目しがちですが、実は諸費用税金など、数百万円単位で追加支出が発生することも珍しくありません。
この記事では「マイホーム 諸費用」「住宅購入 税金」「初めての家購入 費用」「物件購入 予算オーバー」といったキーワードを意識しながら、初めてマイホームを購入する方向けに、見落としがちな費用項目を網羅的に解説します。
「こんな出費があるなんて知らなかった…」と後悔しないために、ぜひ最後まで目を通してみてください。

マイホーム購入時にかかる主な諸費用一覧

マイホームを購入するとき、物件そのものの価格(売買代金)以外にも、さまざまな諸費用がかかります。代表的な項目と発生タイミング、目安金額を見ていきましょう。

仲介手数料

概要

  • 不動産仲介会社を通じて物件を購入する場合に支払う手数料

目安金額

  • 上限は「物件価格の3%+6万円+消費税」

発生タイミング

  • 契約時と引き渡し時の2回に分けて支払うケースが一般的

抑えるコツ

  • 仲介手数料が無料や割引になる不動産会社を探す
  • 物件によっては仲介手数料交渉が可能な場合もある

印紙税

概要

  • 売買契約書や住宅ローン契約書など、一定金額以上の契約書に課税される税金

目安金額

  • 契約金額や書類の種類によって1万円~数万円程度
  • 軽減措置により税額が安くなっているケースも

発生タイミング

  • 契約書作成時(契約書に収入印紙を貼付)

ローン関連費用

仲介手数料や印紙税以外にも、ローンを組む際には以下のような費用が必要になります。

  • ローン保証料:借入額の0~2%程度が目安。保証料が無料のローンは、その代わりに事務手数料が高い場合も多い。
  • 融資事務手数料:3~5万円の定額制、または借入額の2.2%程度の定率制など金融機関によって大きく異なる。
  • 団体信用生命保険(団信):基本的には金利に含まれることが多いが、がん特約や3大疾病特約などを付ける場合は金利が上乗せされる。

火災保険・地震保険

概要

  • 住宅ローンを利用する場合、多くの金融機関で火災保険の加入が必須
  • 地震保険は任意加入だが、地震・津波リスクの高い地域では加入を検討する人が多い

目安金額

  • 火災保険のみの場合、建物構造や補償内容によるが年間数万円
  • 地震保険を付帯する場合、建物の所在地や構造によってさらに上乗せ

発生タイミング

  • ローン契約時、または引き渡し前に保険加入手続きを行い、一括や年払いで支払う

司法書士報酬・登録免許税

概要

  • 所有権移転登記や抵当権設定登記などを司法書士に依頼する際の費用
  • 登録免許税は登記の際に支払う国税で、固定資産税評価額や借入額に対し一定の税率が課せられる

目安金額

  • 登録免許税:不動産の種類や登記内容により数万円~数十万円
  • 司法書士報酬:5万~10万円程度が相場

引っ越し費用・新生活準備費用

概要

  • 荷物量や移動距離、引っ越しシーズンによって変動
  • エアコン・照明・カーテン・ポストなど意外と多くの「新居用アイテム」を買い揃える必要がある

目安金額

  • 家族での引っ越しなら5万~20万円程度
  • 新居に合わせて家具・家電を買い揃えると、さらに数十万円以上かかることも

意外と忘れがちな税金・公的制度のポイント

諸費用とあわせて見落としがちなのが税金です。住宅購入に関わる代表的な税金と、活用できる制度について押さえておきましょう。

不動産取得税

概要

  • 土地や建物を取得した際、一度だけ都道府県に支払う税金
  • 原則として税率4%だが、一定期間(2027年3月末まで)は3%に軽減される

支払いタイミング

  • 購入後、数か月~1年ほど経ってから納税通知書が届くことが多い

軽減措置

  • 新築住宅:建物の評価額から1,200万円を差し引いた残額に税率をかける
  • 中古住宅:築年数によって控除額が変わる
  • 土地:住宅とセットで取得した場合、一定の要件を満たせば大幅に軽減されるケースがある

固定資産税・都市計画税

概要

  • 毎年1月1日の所有者に対して課せられる地方税
  • 固定資産税評価額に税率をかけて算出
  • 都市計画税は自治体によって課税の有無や税率が異なる(上限0.3%)

支払いタイミング

  • 年4回など分割して支払うケースが一般的(地域によっては一括可)

新築住宅の軽減措置

  • 新築一戸建て:3年間、固定資産税が1/2に
  • 新築マンション:5年間、固定資産税が1/2に
  • 長期優良住宅等はさらに延長

登録免許税・印紙税の軽減措置

登録免許税

  • 所有権移転登記や抵当権設定登記に課される税金
  • 住宅ローン控除対象の住宅など、要件を満たせば税率軽減(所有権移転登記の税率が0.3%→0.1%など)

印紙税

  • 契約書の記載金額に応じた印紙を貼ることで納税
  • 住宅契約書には一定期間、軽減措置がある

住宅ローン減税(住宅ローン控除)

概要

  • 住宅ローンを組んでマイホームを購入した場合、一定期間にわたり年末のローン残高に応じて所得税が減額される制度

代表的な要件例

  • 借入期間が10年以上
  • 床面積や省エネ基準などに適合
  • 居住の用に供する期間・契約時期の制限

支払いタイミング

  • 初年度は確定申告が必要(2年目以降は年末調整で手続き可能)

すまい給付金・補助金など

概要

  • 消費税率アップに伴う負担軽減策として設けられた給付金制度
  • 省エネ住宅への補助金や高性能住宅に適用される各種支援制度もある

チェックポイント

  • 適用対象となる年収要件や住宅仕様の要件を満たすか
  • 申請期限や必要書類を事前に確認する

予算オーバーを防ぐための具体的な計画術

「気づいたら諸費用と税金で数百万円も追加になっていた…」という事態を避けるためには、入念な資金計画が欠かせません。

ローン計画と諸費用の同時シミュレーション

  • ローンシミュレーターを使うときは、物件価格だけでなく、仲介手数料や登録免許税、火災保険料などの諸費用も含めた総予算を設定する
  • ローンの金利タイプ(変動・固定・フラット35など)によって返済額が大きく変わるため、複数プランで比較検討する

頭金の考え方:出しすぎ注意

  • 頭金を多めに用意すればローン返済額や総利息は抑えられるが、手元資金がゼロに近くなると引き渡し後のリフォーム費用や修繕費、突発的な出費に対応しづらい
  • 最低限の生活防衛資金(生活費の3~6か月分)は残しておく

将来のライフプランと住宅維持費をセットで考える

  • 子育て・教育費、車の買い替え、転職や独立、老後資金などのイベントを想定したキャッシュフローをシミュレーション
  • 固定資産税都市計画税、長期的な修繕費やリフォーム費用も定期積立で準備すると安心

費用のチェックリストを作る

忘れがちな費用を洗い出し、漏れを防ぐためのチェックリストを作成しておくと便利です。

チェックリスト例

  • 契約関連:仲介手数料、印紙税、司法書士報酬、融資事務手数料
  • ローン関連:ローン保証料、団信上乗せ金利
  • 税金関連:不動産取得税、固定資産税、都市計画税
  • 保険関連:火災保険、地震保険
  • 新生活関連:引っ越し費用、エアコン・家具家電購入費用、カーテン・照明

まとめ・次にとるべきアクション

マイホーム購入には、物件価格だけでなく諸費用税金など、多岐にわたる費用がかかります。せっかくの新居で、後悔や予期せぬ出費に悩まされないためにも、早い段階から総予算を明確にし、各項目の支払い時期や金額をしっかり把握することが肝心です。

この記事のポイント

  • 仲介手数料や火災保険、登録免許税といった諸費用は物件価格の数%~10%近くになることも
  • 不動産取得税や固定資産税など、購入後にも税金負担が発生
  • 各種軽減措置(住宅ローン減税、登録免許税・不動産取得税の軽減など)や、補助金(すまい給付金など)を上手く活用すると大きな節約になる
  • 予算オーバーを防ぐには、ローン返済と諸費用・税金を含めたシミュレーションが必須

次にとるべきアクション例

  • 不動産会社や金融機関に諸費用の見積もりを依頼し、トータルコストを把握する
  • ファイナンシャルプランナーや税理士に相談し、収支計画と税金対策を具体化する
  • 住宅ローンのシミュレーションツールを使い、複数の金利タイプや借入条件を比較
  • 補助金や軽減措置の最新情報を確認し、自分が使える制度がないかチェックする

購入後も、固定資産税や都市計画税、将来的な修繕費などは継続的に家計を圧迫します。家計簿や家計管理アプリを活用し、日常の支出をこまめに見直していくことで、無理のない住宅ローン返済を続けられるでしょう。

マイホーム選びをもっと深く知りたい方へ

マンションと戸建て、どちらを選ぶか」「新築がいいのか中古がいいのか」など、マイホーム購入を検討する際には悩むポイントがたくさんあります。そんなときは、豊富な事例や専門家の知見を参考にするのがおすすめ。以下の記事では、住宅ローンから物件比較まで幅広いテーマを掘り下げているので、ぜひチェックしてみてください。

【保存版】失敗しないマイホーム購入完全ガイド・初心者でも安心!―住宅ローンの選び方から不動産契約の流れまで徹底解説
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【マンション vs 戸建てどっちを選ぶ?】初めてのマイホーム比較ポイント
https://shyakariki.com/condominium_kodate/

【新築 vs 中古住宅、結局どっちがお得?】初心者が知るべきメリット・デメリット
https://shyakariki.com/new_old/

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