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【2025年4月8日 ドル円相場】トランプ関税ショック後の反発は本物か?デイトレ・スイング具体的シナリオ

【2025年4月8日 ドル円相場】トランプ関税ショック後の反発は本物か?デイトレ・スイング具体的シナリオ

4月8日(火)のドル円FX相場を徹底分析!トランプ関税による乱高下後の見通しは?ファンダメンタルズ・テクニカル分析からデイトレ・スイングの具体的トレード戦略(エントリー/損切り/利確)まで解説いたします

ここ数日はトランプ政権による関税政策発表の衝撃を受け、一時144円台まで急落するなど、非常に荒い値動きとなりました。その後、147円台を回復する場面もありましたが、依然として不安定な状況が続いています。

このような相場では、どのように立ち振る舞れればいいのか、最後までご確認ください。

この記事を読むことで、得られるメリット

  • 今日のドル円相場を取り巻く最新のファンダメンタルズ情報を把握できる。
  • マルチタイムフレーム分析に基づいた詳細なテクニカル分析を理解できる。
  • デイトレード~スイングトレードを想定した具体的な売買シナリオ(エントリー、損切り、利確)を知ることができる。
  • 現在の相場環境におけるリスク管理のポイントを学べる。

今日のドル円相場は、引き続きトランプ関税関連のニュースフローに神経質な展開が予想されます。テクニカル的には短期的な反発を見せていますが、長期的な下落トレンドは継続しており、戻り売りの機会を探るのが基本的な戦略となりそうです。ただし、突発的なニュースによる急変動リスクも高いため、慎重なトレード判断が求められます。

それでは、詳細な分析とトレード戦略を見ていきましょう。

今日の結論・注目ポイント

  • 基本戦略: 戻り売り(ショート)狙い。ただし短期的な反発上昇にも注意。
  • ファンダメンタルズ: トランプ関税政策の影響、世界同時株安、クーグラーFRB理事講演(23:30)に注目。
  • テクニカル(日足・週足): 短期~中期では下落トレンド継続。上値は重いか。
  • テクニカル(4時間足・1時間足): 短期的には反発上昇。147.4円付近が目先の節目。
  • 重要価格帯(レジスタンス): 147.4円、148.0円、150.0円、150.5円
  • 重要価格帯(サポート): 146.3円(ピボット)、145.0円、144.8円、144.5円
  • リスク要因: 関税関連の続報、要人発言、経済指標発表(特にクーグラーFRB理事講演)、為替介入警戒。

ファンダメンタルズ分析:トランプ関税とFRB高官発言に注目

過去24時間の主要ニュースと市場動向

過去24時間、為替市場はトランプ政権が発表した関税政策の影響で大きく揺れ動きました。

  • リスク回避の円買いとドル売り: トランプ政権の関税政策がアメリカ経済の後退リスクを高めるとの懸念から、ドル売り・円買いが活発化し、ドル円は一時144.82円まで急落しました。(出典: NHK、ロイター)
  • 世界同時株安: 関税政策への警戒感から世界的に株価が下落。特に日経平均株価は一時2900円以上下落し、終値でも過去3番目の下げ幅を記録しました。株安はリスク回避姿勢を強め、円買いを後押しする要因となります。(出典: 日テレNEWS、ロイター)
  • 不安定な値動きと反発: 急落後は押し目買いも入り、ロンドン時間からニューヨーク時間にかけて一時147円台を回復するなど、荒い値動きとなりました。米株価指数先物が下げ渋ったことや、米10年債利回りが上昇したことも、ドル円の買い戻しを誘いました。(出典: みんかぶ、外為どっとコム、株探、ザイFX!)
  • 今後の見通し: 市場では、関税政策の具体的な影響を見極めたいとの雰囲気が強く、4月9日の関税発動までは神経質な展開が予想されています。テクニカルな下値目処として140円割れを意識する声も出ています。(出典: ロイター、みんかぶ、外為どっとコム)

最新ニュースの影響考察

トランプ関税は「インフレ高進」と「景気減速」の両方のリスクをはらんでいます。現状では景気減速懸念がやや優勢となり、リスク回避の円買いやドル売りにつながっています。しかし、インフレ懸念が再燃すれば、FRBの金融引き締め長期化観測からドル買いが強まる可能性も否定できません。まさに「2つの大波」が押し寄せている状況と言えるでしょう。(出典: ロイター)

今後の注目イベント(日本時間)

本日(4月8日)から明日にかけて、以下の経済指標やイベントが予定されています。

  • 4月8日(火)
    • 08:50 日本 国際収支(経常収支・貿易収支):予想通り貿易黒字転換なら一時的な円買い要因の可能性。(影響度:中)
    • 23:30 米国 クーグラーFRB理事講演:最重要イベント。トランプ関税への言及や金融政策スタンスが示唆される可能性が高く、ドル円の方向性を左右する可能性があります。前週はタカ派的な発言も見られました。(出典: みんかぶ)(影響度:高)
  • 4月9日(水)
    • 08:00 日本 失業率 (影響度:中)
    • 11:00 ニュージーランド中銀 政策金利発表:利下げ予想(NZドル売り要因)。(影響度:高 – NZドル関連)
    • 14:00 日本 消費者態度指数:日銀の政策判断材料。(影響度:中)
    • 深夜 米国 FOMC議事要旨公表:前回のFOMCでの議論の詳細が明らかになります。タカ派・ハト派どちらの内容が強調されるか注目。(出典: 各社経済指標カレンダー)(影響度:高)
    • 終日 トランプ政権 関税政策発動予定(基本税率10%上乗せ分):市場の反応に要警戒。(出典: 各社ニュース)(影響度:高)
  • 4月10日(木)
    • 21:30 米国 3月消費者物価指数(CPI):今週最大の注目指標の一つ。インフレ動向を示す最重要データであり、FRBの金融政策見通しに大きな影響を与えます。(出典: 各社経済指標カレンダー)(影響度:極高)
    • 終日 中国 米国からの全輸入品に関税賦課予定:米中対立激化となればリスク回避の動きが強まる可能性。(出典: 各社ニュース)(影響度:高)

イベントの影響考察

本日はクーグラーFRB理事の講演が最大の注目点です。関税の影響を踏まえ、FRBがどのようなスタンスを示すかによって、ドル円は大きく動く可能性があります。タカ派的な発言(インフレ警戒)が出ればドル買い、ハト派的な発言(景気減速懸念)が出ればドル売りにつながりやすいでしょう。

また、明日以降もFOMC議事要旨、関税発動、そして明後日の米CPIと重要イベントが目白押しです。これらの結果次第でトレンドが大きく変わる可能性もあるため、予断を許さない状況が続きます。

地政学リスク等

  • ウクライナ情勢: 米国による軍事支援停止の可能性などが報じられており、不透明感はリスク回避(円買い)要因となりえます。(出典: 外為どっとコム総合研究所)
  • 米中関係: 対立と対話が繰り返されていますが、関税合戦の激化はリスク回避要因です。(出典: ロイター)
  • 日本の政局: 岸田政権の不安定化が円売り要因として意識される場面もありました。(出典: SBI証券)
  • 為替介入リスク: 急激な円安進行時には、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が高まります。直近では160円手前で介入が実施された経緯があり、150円を超える円安局面では注意が必要です。(出典: 日本経済新聞)

テクニカル分析:短期反発も長期下落トレンドは継続

次に、チャートを使ってテクニカルな側面からドル円相場を分析します。マルチタイムフレーム分析で長期的な視点から短期的な値動きまで確認しましょう。
(チャート画像:USDJPY_2025-04-08_06-11-55_effc8.png を参照)

週足:長期トレンドと大きな節目

  • トレンド: 長期的には上昇トレンドを示唆する200週移動平均線(200MA)は依然として上向きです。しかし、短期の20週移動平均線(20MA)は下向きに転じており、高値・安値も切り下がっていることから、中期的には下落トレンドに入っていると考えられます。
  • サポート: 安値を結んだトレンドライン付近(145円近辺)で一旦反発しました。
  • レジスタンス: 上値抵抗としては、下向きに転じた20MAや、過去の重要な節目である152円近辺が意識されます。
  • ポイント: 現在は大きな下落に対する調整局面(押し目形成)と見られます。どこまで戻すか、そしてどのレベルで上値が抑えられるかが焦点です。

日足:下落トレンド内の戻り局面

  • トレンド: 20日移動平均線(20MA)、200日移動平均線(200MA)ともに下向きであり、明確な下落トレンドが継続しています。昨日は大きく反発しましたが、依然として下落トレンド内の「戻り」の範囲内と考えるのが自然でしょう。
  • レジスタンス: 148円近辺は過去にも意識された価格帯であり、最初の抵抗帯となる可能性があります。さらに上には、下向きの20MA(現在148.90円付近)や一目均衡表の基準線(148.92円)などが控えています。
  • サポート: 直近安値の144.82円が意識されます。これを下抜けると、142円、140円といった節目が見えてきます。
  • ポイント: 上値は重いと想定されます。20MAと200MAがデッドクロスしており、今後これらのMAがレジスタンスとして機能するか注目されます。戻り売りのタイミングを探りたい局面です。

4時間足:短期的な底打ち感とMAの収束

  • トレンド: 145円近辺で一旦底を打ち、短期的には上昇トレンドに転換しています。ローソク足は20期間移動平均線(20MA)を上抜けています。
  • MAの状況: ただし、20MA、80MA、200MAのすべてが依然として下向きであり、長期的な下落圧力は強いままです。現在、これらのMAが収束してきており、エネルギーを溜めている状態と考えられます。
  • ポイント: 短期的にはロング(買い)への意識が強まっているものの、上位足のトレンドは下向きです。MAが密集しているゾーン(147円台後半~148円台)でのプライスアクションが重要になります。ここで上値が抑えられれば、絶好のショート(売り)エントリーポイントとなる可能性があります。

1時間足:拮抗状態と短期的な節目

  • トレンド: 短期的には上昇トレンドですが、直近数時間は上ヒゲ・下ヒゲが連続し、売りと買いが拮抗している様子がうかがえます。
  • 節目: 147.4円付近がサポート兼レジスタンスとして意識されています。
  • MAの状況: 200MAはまだ下向きですが、短期のMA(5MA, 20MA, 80MA)は横向き~上向きに変化しつつあります。
  • ポイント: 147.4円を明確に上抜けるか、あるいは割り込むかで短期的な方向性が見えてきそうです。三尊天井のような天井パターンを形成する可能性も意識されます。

オプション情報)

  • オプション: 本日NYカットで146.00円、146.50円。明日9日NYカットで147.00円、147.50円、145.00円。10日にも145.00円にオプションが設定されています。特に145.00円と147.00-147.50円ゾーンのオプションは意識されそうです。また、150.00円には依然として大きなオプションが存在すると見られ、心理的な節目としても重要です。(トレーダーズウェブ、shyakariki.com)

今日の売買シナリオ:戻り売りメイン、短期ロングは慎重に

以上のファンダメンタルズ分析、テクニカル分析を踏まえ、今日のドル円トレード戦略(デイトレード~2週間程度のスイングトレードを想定)を具体的に組み立てます。

基本認識:長期的な下落トレンドの中での短期的な反発局面。トランプ関税関連のニュースフローに注意が必要。

シナリオ1:戻り売り戦略(メインシナリオ:トレンドフォロー)

長期的な流れに沿った戻り売りを狙います。

  • エントリーポイント候補:
    • 147.4円~148.0円付近: 1時間足や4時間足で上値が重くなるのを確認(例:上ヒゲの長いローソク足、反転パターン形成など)。下向きの4時間足20MAや80MA、日足20MA付近が目安。
    • 150.0円~150.5円付近: もし上昇が続いた場合、心理的節目でありオプションも意識されるこの価格帯は強いレジスタンスとなる可能性。反落のサインを確認できればエントリー。
  • 損切りライン: エントリー根拠としたレジスタンスラインや直近高値の少し上(例:148.3円、150.8円など)。値幅(ボラティリティ)が大きいことを考慮し、やや広めに設定することも検討。
  • 利確目標:
    • 第1目標:直近安値付近(144.8円~145.0円)
    • 第2目標:144.5円(オプション意識)、さらに下落が強ければ142円台も視野に。
  • リスクリワード: 損切り幅にもよりますが、1対2~1対3以上を目指したいところです。
  • エグジット判断: 目標到達、損切りライン到達。または、重要なサポートライン(145.0円など)で反発の兆候が強く見られた場合や、ファンダメンタルズ要因(例:予想外のハト派的なFRB高官発言など)で流れが変わったと判断した場合。

シナリオ2:短期的な押し目買い戦略(カウンタートレード:短期)

現在の短期的な上昇の勢いに乗る戦略ですが、上位足のトレンドに逆らうため、慎重な判断が必要です。

  • エントリーポイント候補:
    • 147.4円付近: 1時間足でこのレベルがサポートとして機能し、再度上昇に転じる動きを確認した場合(例:下ヒゲ、ダブルボトム形成など)。
  • 損切りライン: エントリー根拠としたサポートライン(147.4円)を明確に下抜けた水準(例:147.278円)。タイトな損切り設定が望ましい。
  • 利確目標:
    • 第1目標:148.0円付近(4時間足MA抵抗帯)
    • 第2目標:148.9円~149.1円付近(日足MA・基準線)
    • 最終目標:直近高値(150.5円)は現状では遠い目標。抵抗帯でのプライスアクションを見て早めの利確を推奨。
  • リスクリワード: 1対1.5~1対2程度を確保できれば検討。損切り幅をタイトにできるかが鍵。
  • エグジット判断: 目標到達、損切りライン到達。または、1時間足や15分足レベルで上昇の勢いが衰え、下落トレンド再開の兆候が見られた場合(例:高値切り下げ、MAデッドクロスなど)。

代替プラン・注意点

  • ブレイクアウト戦略: 148.0円や150.0円などの重要なレジスタンスを明確に上抜けた場合は、短期的に上昇が加速する可能性もあります。その際は、ブレイク後の押し目を待ってロングエントリーを検討しますが、ダマシ(フェイクブレイクアウト)には十分注意が必要です。
  • エントリー見送り: 明確なエントリーサインが出ない場合や、重要イベント(クーグラーFRB理事講演など)の前で方向感が掴みにくい場合は、無理にポジションを取らず「様子見」も有効な戦略です。
  • シナリオの切り替え: ロングシナリオでエントリー後、想定通りに上昇せず損切りとなった場合は、速やかに目線をショートに切り替え、戻り売りのチャンスを探します。逆も同様です。

リスク管理・注意点

現在のドル円相場はボラティリティ(変動幅)が高く、突発的なリスクも多い状況です。以下の点に十分注意してトレードに臨みましょう。

  • トランプ関税関連ニュース: 引き続き、トランプ政権や関係国からの関税に関する発言や報道で相場が急変動するリスクがあります。ニュース速報には常に注意を払いましょう。
  • 要人発言リスク: 本日のクーグラーFRB理事講演をはじめ、FRB関係者や日銀総裁などの発言一つで市場の雰囲気が一変する可能性があります。特に金融政策に関する発言には要注意です。
  • 経済指標リスク: 経済指標発表前後(特にCPIなど重要指標)は、価格が大きく飛んだり、スプレッドが拡大したり、注文が滑る(スリッページ)リスクが高まります。ポジションサイズを落とす、イベント通過まで様子見するなどの対策が有効です。
  • 地政学リスク: ウクライナ情勢や米中対立など、地政学的な緊張が高まると、安全資産とされる円が買われる(リスクオフの円高)可能性があります。
  • ロット管理の徹底: ボラティリティが高い状況では、通常よりもポジションサイズ(ロット数)を小さめに設定し、損失額を限定することが重要です。許容できる損失額を事前に決め、それを超えるリスクは取らないようにしましょう。
  • 損切り注文(ストップロス)の徹底: エントリーと同時に必ず損切り注文を設定し、想定外の損失を防ぎましょう。相場急変時には損切りラインをずらさず、計画通りに実行することが肝心です。
  • 指値・逆指値の活用: 指値注文(リミットオーダー)や逆指値注文(ストップオーダー)を活用し、有利な価格でのエントリーや損切り・利確を自動化することも有効です。ただし、窓開け(週末と週明けの価格乖離)などにより、設定した価格で約定しない可能性も考慮しておきましょう。
  • ポジションの一部決済: 利益が乗ってきた場合、目標到達前にポジションの一部を決済して利益を確保し、残りのポジションでさらに利益を伸ばす(トレーリングストップなど活用)戦略も有効です。

「イベント前後は様子見」「危ないと感じたらすぐに手仕舞う」といった基本的なリスク管理を徹底することが、不安定な相場で生き残るための鍵となります。

まとめ・今後の注目点

本日のドル円FX相場分析とトレード戦略について解説しました。

  • 現状認識: トランプ関税ショックによる急落後、短期的な反発を見せているが、依然として不安定な相場環境。長期的な下落トレンドは継続中。
  • 基本戦略: 戻り売り狙いのトレンドフォローがメイン。ただし短期的な上昇にも警戒。
  • 注目イベント: 本日夜のクーグラーFRB理事講演が最重要。明日以降もFOMC議事要旨、関税発動、米CPIと重要イベントが続く。
  • テクニカル: 147.4円、148.0円、150.0円などがレジスタンス。145.0円、144.5円などがサポート。
  • リスク管理: ボラティリティの高まり、突発的なニュース、イベントリスクに備え、ロット管理と損切りを徹底する。

明日以降のポイント:

  • クーグラーFRB理事講演の結果: 市場がタカ派・ハト派どちらに反応するか。
  • FOMC議事要旨: FRB内の議論の詳細。
  • 関税政策の実際の動き: 予定通り発動されるか、市場の反応は?
  • 米CPI(10日): 今後の金融政策の方向性を占う上で極めて重要。

今週は重要イベントが多く、ドル円相場は引き続き方向感を探る展開となりそうです。本記事で解説したシナリオやリスク管理を参考に、冷静なトレード判断を心がけてください。

免責文

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引には価格変動リスク、信用リスク、システムリスクなどが伴います。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損失についても、筆者および情報提供元は一切の責任を負いません。

参考・出典リンク

初心者のための用語集

  • ロング:買いポジションを持つこと。ドル円の場合はドルを買って円を売る取引。
  • ショート:売りポジションを持つこと。ドル円の場合はドルを売って円を買う取引。
  • エントリー:新たにポジションを構築すること。買い(ロング)や売り(ショート)で市場に参加する行為。
  • 損切り:含み損が一定額に達したら、これ以上損失を拡大させないために決済すること。
  • 利確(利食い):含み益が出ているポジションを決済し、実際の利益として確定させること。
  • リスクリワード:リスク(損失)とリワード(利益)の比率。例えば1対3なら1円の損失リスクに対し3円の利益を狙うという意味。
  • 移動平均線(MA):一定期間の平均価格を線で表したもの。20MAは20日、80MAは80日など、数字が多いほど期間が長い。
  • レジスタンス・サポート:レジスタンスは価格が上昇する際に上値を抑える水準、サポートは下落時に価格を支える水準。
  • ブレイク:重要なレジスタンスやサポートを価格が突き抜けること。相場の勢いが強まるきっかけになる。
  • プライスアクション:価格の動きそのものを観察してトレード判断を行う分析手法。ローソク足の形状などを重視する。
  • ピボットポイント:短期的なトレードの目安に使われる指標価格。計算式をもとに売買の分岐点や目標値を示す。
  • 損切りライン:エントリーした後に思惑と逆方向に動いた場合、強制的にポジションをクローズする価格目標。
  • テクニカル分析:チャートの形状や指標(移動平均線、オシレーターなど)を用いて、相場の方向性を予測する手法。

編集後記

特にここ数日は、株式相場が荒れて、あたふたされている方も多いのではないでしょうか。

しかし、この感情を、ぜひ次回に生かすために、じっくり味わってもらいたいと思います。

本来、しっかりいつも通りシナリオを描いてトレードをしているのであれば、どんな相場が起こったとしても、あたふたすることはないはずなのです。

積み立てをしている場合は、むしろ暴落が来てくれることは歓迎です。5年、10年というスパンで資産を増やしていく手法ですから、一時の暴落など関係ありませんいつも通り、いつものペースで積み立てを繰り返していけば良いのです。

デイトレをしている場合は、そもそも当日に約定し手仕舞いする手法ですから、約定できないような銘柄には手を出さないはず。そして、1日のうちに手仕舞いをするわけですから、アメリカ市場に左右されることはないはずです。

そして我々のようなスイングトレーダーに関しては、このような荒れ狂う相場では、そもそも手を出すべきタイミングではありませんシナリオを描けないからです

このように、暴落も起こることを想定しながらエントリーすれば、何も慌てる必要はありませんもし今現在慌てているのであれば、それはシナリオを描けていなかったということです。

この経験は次回以降、大きく生きてきますので、ぜひ大切にしてください。

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松田 悠志
㈱ビーシアップ代表。宅建士・FP2級。人材採用・営業・Webマーケ・資産形成を支援し、採用コンサルやマネープラン相談も対応。株12年・FX7年のスイングトレーダー。ビジネス・投資・開運術を多角的に発信し、豊かな人生を後押しします。