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【決算速報】三相電機(6518)1Qで黒字転換&通期予想+358%上方修正!半導体向け好調の背景を解説

【決算速報】三相電機(6518)1Qで黒字転換&通期予想+358%上方修正!半導体向け好調の背景を解説

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三相電機(6518)、1Q決算で衝撃の上方修正!営業利益358%増の背景を徹底解説

この記事の要点・結論:なぜ利益は4.6倍になったのか?

この記事では、ポンプメーカーの三相電機株式会社(東証スタンダード:6518)が2025年8月8日に発表した2026年3月期 第1四半期決算と、同時に開示された大幅な業績上方修正について、個人投資家向けに分かりやすく解説します。前回予想比で営業利益が358%増(約4.6倍)という驚異的な修正の背景には、特定の事業における急激な需要回復がありました。この記事を読めば、今回の決算の重要ポイントと今後の株価を占う上での注目点を短時間で把握できます。

  • 上方修正の主因:回復が鮮明となった半導体製造装置市場を背景に、主力の関連ポンプ製品で想定を大きく上回る受注を獲得したことが最大の要因です。それに加え、利益率の高い製品の販売比率が上がる「製品ミックスの改善」が利益を大きく押し上げました。
  • 1Qの着地:第1四半期の売上高は39.7億円(前年同期比+9.9%)、営業利益は2.0億円(前年同期は0.66億円の赤字)と大幅な黒字転換を達成しました。営業利益率は5.1%まで回復し、収益構造の改善が数字で示されています。
  • 今後の焦点:今回の好調が持続するかを見極めることが重要です。具体的には、第2四半期以降も半導体向けポンプの高い受注水準が継続するか、そして製品ミックス改善による高い利益率を維持できるかが注目されます。

1Qハイライト(2025年4月1日〜6月30日)

主要KPIの着地:V字回復を示す力強いスタート

2026年3月期第1四半期は、前年の不振から一転し、力強い回復を示す決算となりました。売上高の増加に加え、利益項目は全て黒字転換しており、特に営業利益率の改善が顕著です。

指標 1Q実績 前年同期比 通期計画比 通期進捗率
売上高 39.7億円 +9.9% 24.2%
営業利益 2.0億円 黒字転換 +236% vs 旧計画 36.5%
営業利益率 5.1% +6.9 pt

出典:三相電機株式会社 「2026年3月期 第1四半期決算短信」(2025年8月8日発表)を基に作成。通期進捗率は修正後通期計画(売上高164億円、営業利益5.5億円)に対する割合。

特筆すべきは、修正後の通期営業利益計画5.5億円に対して、わずか3ヶ月で36.5%という高い進捗率を達成している点です。これは、同社が期初に立てた想定を上回るペースで事業が好転していることを明確に示しています。前年同期の営業利益率が-1.8%だったことを踏まえると、収益性が劇的に改善したことが分かります。

上方修正(前回予想比 +358%)の中身

修正前後の対比表:利益予想がジャンプアップ

今回の決算発表で最大のサプライズは、通期業績予想の大幅な上方修正です。特に利益の伸びが著しく、市場の期待を大きく超える内容となりました。

区分(通期) 売上高 営業利益 経常利益 純利益
前回予想(A) 164億円 1.2億円 1.4億円 0.9億円
今回修正(B) 164億円 5.5億円 5.7億円 3.7億円
増減率(B/A) ±0.0% +358.3% +307.1% +311.1%

出典:三相電機株式会社 「2026年3月期 第2四半期(中間期)及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」(2025年8月8日発表)を基に作成。

売上高の予想は据え置かれた一方で、営業利益は1.2億円から5.5億円へと約4.6倍に引き上げられました。これは、売上の「量」ではなく、中身である「質」が大きく向上したことを意味します。修正の理由として、同社は「半導体製造装置用ポンプの一部製品において想定を上回る受注があったことに加え、販売した製品の機種構成の変動により、利益が前回発表予想を上回る見込み」と説明しています。

セグメント/用途別の解像度を上げる

ポンプ事業の好転:半導体向けが牽引役に

三相電機の主力は、家庭用から産業用まで多岐にわたるポンプ製品です。今回の業績回復は、その中でも特に「半導体製造装置」向け製品の需要が急回復したことが大きく寄与しています。

  • 需要ドライバー:世界的な半導体市場は、調整局面を経て2025年から本格的な回復期に入ると見られています。これに伴い、半導体を製造する工場での設備投資が活発化しており、製造装置に組み込まれる同社の高機能ポンプへの引き合いが強まりました。
  • 製品ミックスと粗利率の関係:半導体製造装置に使われるポンプは、一般的な産業用ポンプに比べて高い精度や耐久性が求められる高付加価値製品です。これらの製品の販売比率が高まったことで、会社全体の平均利益率(粗利率)が向上し、売上高の伸び以上に利益が拡大する結果となりました。
  • 受注高・受注残:同社は1Q時点で「想定を上回る受注」があったと発表しています。これは今後の売上につながる「受注残高」が積み上がっていることを示唆しており、短期的な業績の安定性を高める要因となります。

収益性改善の要因分解

好循環のメカニズム:ミックス改善と操業度向上が鍵

営業利益率が前年同期の-1.8%から+5.1%へと劇的に改善した背景には、複数のプラス要因が連動しています。収益改善のレバーを分解して見てみましょう。

  • プラス要因①【製品ミックス改善】:最も影響が大きかった要因です。利益率の高い半導体向けポンプの販売が増加したことで、全体の利益率が大幅に改善しました。(持続性:中〜高)
  • プラス要因②【操業度向上】:受注増加に伴い工場の生産量が回復したことで、売上にかかわらず発生する固定費(人件費、減価償却費など)が売上に対して効率よく吸収され、利益を押し上げました。(持続性:中)
  • プラス要因③【為替】:海外での事業展開もあり、円安傾向は外貨建て資産の評価益などを通じて経常利益段階でプラスに働く可能性があります。(持続性:不透明)
  • マイナス要因【原価】:原材料やエネルギー価格は依然として高止まりの傾向にありますが、今回はそれを上回るプラス要因がありました。今後もコスト管理は重要な課題です。(持続性:中)

特に、製品ミックスの改善は一過性ではなく、半導体市場のサイクルが続く限りは持続する可能性があります。これが今回の修正内容に力強さを与えています。

キャッシュフロー・運転資本・投資予定

CF計算書の要点と在庫・設備投資の見通し

第1四半期の決算短信では、キャッシュ・フロー(CF)計算書は開示されていません。これは日本の会計基準で認められており、多くの企業で同様の対応が取られています。そのため、現時点での詳細な資金の動き(営業CF、投資CF、財務CF)は不明です。

一方で、貸借対照表(BS)を見ると、棚卸資産(在庫)が前期末比で増加しています。これは、旺盛な受注に対応するための原材料や仕掛品の増加と考えられ、将来の売上拡大に向けた前向きな動きと捉えられます。ただし、過剰な在庫は資金繰りを圧迫するリスクもあるため、今後の推移を注視する必要があります。設備投資については、回復した収益を元手に、生産能力増強や効率化投資を再開できるかどうかが中期的な成長の鍵となります。

ガイダンス進捗と 2Q で見るべきチェックリスト

好業績の持続性を見極める4つのポイント

今回の好決算を受けて、投資家の関心は「この勢いは本物か?」という点に集まります。2025年11月頃に発表される予定の第2四半期決算では、以下の4つのポイントを確認することが重要です。

  • ① 受注高・受注残の継続性:第1四半期に見られた半導体向けポンプの強い受注が、第2四半期も続いているか。受注残高の水準が維持・増加しているかが最も重要な指標です。
  • ② 粗利率(売上総利益率)の趨勢:高付加価値製品の販売による高い利益率を維持できているか。粗利率が低下すると、増収しても利益が伸び悩む可能性があります。
  • ③ 販管費の動向:売上増加に伴い増加しがちな販売費及び一般管理費を、適切にコントロールできているか。利益率を維持するためには欠かせない視点です。
  • ④ 通期予想の再修正の有無:第2四半期終了時点での進捗率が50%を大きく上回る場合、通期業績予想の再上方修正が行われる可能性があります。

同業比較(小型ポンプ/半導体装置周辺)

競合他社と比べた三相電機の立ち位置

ポンプ業界や半導体装置関連分野には、多くの競合企業が存在します。主要な類似企業と各種指標を比較してみましょう。

銘柄(コード) 事業特徴 時価総額 PER PBR 営業利益率
三相電機(6518) 家庭用から半導体向けまで展開する小型ポンプメーカー 約38億円 約10.4倍 0.4倍 3.4% (修正後計画)
帝国電機製作所(6333) シールレスのキャンドモータポンプで高い技術力を持つ 約620億円 15.1倍 1.76倍 19.8%
イワキ(6237) 薬液用ケミカルポンプに強く、半導体・医療分野にも展開 約600億円 12.4倍 1.60倍 12.3%
荏原製作所(6361) 総合産業機械メーカー。半導体製造装置(CMP装置)も主力 約1.3兆円 18.8倍 2.92倍 11.3%

出典:各社決算資料、株価情報サイト(2025年8月中旬時点)を基に作成。三相電機の時価総額・PBRは2025年8月11日終値、PERは修正後予想EPSを基に算出。他社の数値は各社直近の実績や予想に基づく参考値。

比較すると、三相電機は時価総額が小さく、PERや特にPBR(株価純資産倍率)の面で著しく割安な水準に放置されていることが分かります。事業規模や利益率では大手に見劣りするものの、今回の業績回復が本格的なものであれば、このバリュエーションギャップが修正されていく可能性があります。

リスクとシナリオ

今後の成長を左右する5つの不確実性

好調な決算の一方で、投資判断においては潜在的なリスクも考慮する必要があります。今後の業績は以下の要因によって変動する可能性があります。

  • 半導体投資の変動リスク:現在の好調を支える半導体市場の動向が最大のリスク要因です。市況が想定外に悪化した場合、受注が急減する可能性があります。
  • 為替変動リスク:海外売上があるため、急激な円高は収益を圧迫する要因となり得ます。
  • 部材調達・原価上昇リスク:特定の電子部品や原材料の供給不足、価格高騰が発生した場合、利益率が低下する恐れがあります。
  • 価格競争の激化リスク:国内外の競合他社との競争が激しくなれば、製品価格の下落圧力が強まります。
  • 固定費吸収のリスク:受注が落ち込んだ場合、工場の操業度が低下し、固定費の負担が重くなって利益率が再び悪化するシナリオも考えられます。

8月11日(月)現在の株価・株式情報・参考指標

終値:845円(前日比 +5円 / +0.60%、08/08リアルタイム)
前日終値:840円(08/07)
始値:845円(08/08)
日中高値・安値:845円(08/08)/845円(08/08)
出来高:100株 売買代金:85千円(08/08)
値幅制限:690 〜 990円(08/08)
時価総額:39億5,300万円 発行済株式数:4,678,500株(08/08)
配当利回り(会社予想):2.96%
EPS(会社予想):81.11円(2026/03期) BPS(実績):2,609.25円
ROE(実績):1.00% 自己資本比率(実績):64.3%
最低購入代金:84,500円(単元株数100株)
年初来高値/安値:893円(25/07/09)/732円(25/04/07)
次回決算発表日:2025年8月8日予定

出典:Yahoo!ファイナンス — 三相電機(株)(6518) 株価・株式情報

https://finance.yahoo.co.jp/quote/6518.T

三相電機(6518)のチャート分析・シナリオ

三相電機の日足チャートは、4月の底値730円から7月高値890円まで約22%上昇した後、現在845円付近で推移しています。この上昇トレンドの持続性と今後の展開を、テクニカル指標から詳細に分析していきます。

移動平均線から見る現在のポジション

日足チャートでは、株価が5日移動平均線(5MA)に綺麗にサポートされながら上昇トレンドを形成しています。25日移動平均線(25MA)も明確に上向きで、理想的な上昇トレンドの形状を示しています。

しかし週足チャートを確認すると、やや異なる景色が見えてきます。週足5MAの860円付近が上値抵抗線として機能しており、この水準を明確に上抜けできるかが、次の上昇フェーズへの重要な分岐点となっています。

出来高とRSIが示す需給バランス

7月の急騰時には出来高が大幅に増加しましたが、8月に入ってからは出来高が減少傾向にあります。これは利益確定売りが一巡し、新規の買い手が様子見姿勢を強めていることを示唆しています。

RSIは現在75付近まで上昇しており、買われ過ぎゾーンに接近しています。短期的な調整リスクが高まっているため、新規エントリーには慎重な判断が必要です。

重要な価格帯と今後のシナリオ

  • 上値抵抗線:860円(週足5MA)、880-890円(7月高値圏)
  • 下値支持線:820円(直近安値)、800円(心理的節目)
  • 現在の保ち合い:840-850円でのレンジ形成中

想定される2つのシナリオ

【上昇シナリオ】
860円を出来高を伴って上抜けた場合、7月高値890円への再挑戦が期待できます。その際、900円の大台突破が次の目標となり、中期的には1,000円も視野に入ってきます。

【調整シナリオ】
820円を割り込んだ場合、800円までの調整を想定する必要があります。ただし、800円は強力なサポートラインであり、この水準での押し目買いチャンスとなる可能性が高いでしょう。

取引における注意点

三相電機は時価総額が小さく出来高も限定的であるため、価格変動が激しくなりやすい特性があります。仕手株化するリスクも否定できないため、以下の点に注意が必要です。

  • ポジションサイズは控えめに設定する
  • 利益確定は段階的に行い、欲張らない
  • 820円割れでは損切りを徹底する

現在は840-850円でのレンジ相場となっており、どちらにブレイクするかを見極める重要な局面です。860円突破なら買い増し、820円割れなら撤退という明確な戦略で臨むことが賢明でしょう。

よくある質問

  • 三相電機(6518)の2026年3月期第1四半期決算はいつ発表されましたか?
    → 2025年8月8日に公式IRページとTDnetで発表されました。
  • 営業利益が前回予想比+358%になった理由は何ですか?
    → 半導体製造装置用ポンプの想定以上の受注増と、高利益率製品の販売構成比上昇が主因です。
  • 1Q(2025年4〜6月)の業績ハイライトは?
    → 売上高39.7億円(前年同期比+9.9%)、営業利益2.0億円で黒字転換、営業利益率は5.1%に改善しました。
  • 通期ガイダンスの進捗率はどの程度ですか?
    → 経常利益の進捗率は42.9%、営業利益は36.6%で計画を上回るペースです。
  • キャッシュ・フローデータは開示されていますか?
    → 四半期短信では未作成ですが、参考として直近通期の営業CFは+5.8億円でした。
  • 公式情報はどこで確認できますか?
    → 三相電機のIRページ株探ニュースで確認できます。

参考サイト

初心者のための用語集

  • 営業利益:売上高から売上原価と販売費・一般管理費を差し引いた利益。企業の本業の稼ぐ力を示します。
  • 営業利益率:売上高に対する営業利益の割合。高いほど本業の収益性が高いことを意味します。
  • 黒字転換:赤字だった企業が利益を計上する状態に変わること。
  • 粗利率(売上総利益率):売上高から売上原価を引いた粗利益の割合。製品やサービスの付加価値の高さを示します。
  • 製品ミックス:販売する製品の構成比率。高利益率製品の割合が高まると全体の利益率も上昇します。
  • 進捗率:計画に対してどの程度達成しているかを示す割合。
  • ブックトゥビル(受注/出荷比率):新規受注額を出荷額で割った指標。1を上回ると受注が出荷を上回り、将来の売上が増える可能性が高まります。
  • ガイダンス:企業が公表する将来の業績予想や見通し。
  • 為替影響:外国為替レートの変動によって、海外取引の円換算額や収益に与える影響。

まとめ

投資メモ:次決算までに確認すべき3つのポイント

三相電機の2026年3月期第1四半期決算は、半導体向けポンプ事業の急回復と製品ミックスの改善を背景とした、見事なV字回復を示す内容でした。前回予想比+358%という営業利益の上方修正は、同社の収益構造が大きく好転したことを物語っています。市場の評価はまだ追いついていないように見受けられ、今後の業績次第では大きなポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。

次回の決算発表に向けて、投資家は以下の3つのポイントに注目することをお勧めします。

  1. 半導体向け受注の勢いは続いているか?
  2. 高い利益率(製品ミックス改善効果)は維持できているか?
  3. 通期業績の再上方修正はあるか?

これらの点がクリアになれば、市場の評価も一段と高まることが期待されます。


本記事は、公開情報に基づき作成されたものであり、特定の株式の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

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松田 悠志
㈱ビーシアップ代表。宅建士・FP2級。人材採用・営業・Webマーケ・資産形成を支援し、採用コンサルやマネープラン相談も対応。株12年・FX7年のスイングトレーダー。ビジネス・投資・開運術を多角的に発信し、豊かな人生を後押しします。