本日(2025年3月5日)の日本株式市場は、日経平均が37,000円台を維持しながら小幅に続伸しました。
本記事では、日本株全体の値動きや米国株の注目指標、そして注目銘柄としてオリックス(8591)について詳しく解説します。読者の皆さまが明日以降の投資戦略を立てる一助になれば幸いです。
Contents
今日の日本株式市場の動向
(a) 主要指数
- 日経平均株価:始値 37,380.22円 / 高値 37,482.66円 / 安値 37,281.08円 / 終値 37,418.63円(前日比 +87.85円)
- TOPIX:終値 2,718.21ポイント(前日比 +3.29ポイント)
- グロース指数(参考):639
今日の日経平均は寄り付き直後に一時下押しする場面があったものの、引けにかけて徐々に買い戻しが入り、プラス圏で取引を終えました。
(b) セクター別の動き
本日は東証33業種のうち、上昇業種がやや優勢でした。
上昇率トップ3業種は以下の通りです。
- 機械:+1.15%
- 空運業:+0.71%
- 繊維製品:+0.45%
一方で、下落率トップ3業種は以下の通りです。
- 非鉄金属:-3.71%
- 証券・商品先物取引:-1.92%
- 鉱業:-1.74%
コモディティ価格の振れ幅が大きかったことから、非鉄金属や鉱業などの資源関連が売られました。
(c) 個別銘柄ニュース
- 値上がり率上位
- フライト (3753):312円(+9.1%)
- レナ (4889):1,314円(+9.0%)
- ダイハツデ (6023):1,939円(+8.9%)
- 値下がり率上位
- DyDo (2590):-9.3%
- 売買代金上位:植木組 (1867)
- 今期経常を16%上方修正、配当も20円増加と好材料が出て買い集中
日経平均株価の相場分析

日足チャートを見ると、今日もきれいに5日移動平均線に抑えられたような形にはなっていますが、あまり値幅がなくコマ足状態になっています。しかも前日の下ヒゲピンバーの下をブレイクすることなく収まっているので、下落中ではあるものの、悲観モードが漂ってはいません。そろそろこの辺で反発を狙っているトレーダーが多いような印象も感じます。
ポイントは前回のレンジ相場の境界線である37,600円に上値を抑えられているところ、ここがポイントになります。ここを上抜けて上昇してくれば、今回の下落は騙しだということがわかりますし、逆にここで上値を抑えられて、さらに下降するのであれば、ショートトレンドに自信を持ってエントリーすることができます。
チャートを詳しく分析すると、日経平均は2025年に入ってからレンジ相場の展開が続いており、その後に下方ブレイクして現在の水準まで下落しています。しかし、米国市場と比較すると、その下落の度合いはやや緩やかであり、37,400円付近でサポートが形成されつつある可能性があります。
テクニカル的には、25日移動平均線と75日移動平均線をともに下回り、中期的な下落トレンドへの転換の可能性が高まっていますが、同時にRSIは30付近まで低下しており、短期的な過売り状態も示しています。
現在の価格帯(37,400円付近)は、2024年後半に何度かサポートとして機能した水準でもあり、ここでの反応が今後の方向性を占う上で非常に重要です。
今後考えられるシナリオは以下の通りです:
1. 反発シナリオ:37,400円付近でサポートを形成し、5日移動平均線を上抜けた後、37,600円の抵抗を突破して38,000円付近まで戻す展開。これが実現すれば、現在の下落は一時的な調整であり、再び上昇トレンドに回帰する可能性があります。
2. 継続下落シナリオ:37,400円のサポートを下抜け、次の主要サポートである36,500円付近まで下落が続く展開。この場合、グローバル市場の調整に同調した本格的な下落局面へと移行することを意味します。
3. レンジ相場シナリオ:37,400〜37,800円間でのもみ合いが続き、米国市場の動向次第で方向感が決まる展開。日本市場は独自の材料が乏しい場合、米国市場の影響を強く受ける傾向があります。
トレード戦略としては、現時点では明確な方向感が出るまで様子見が賢明です。ただし、短期トレーダーにとっては、以下の2つのポイントが重要なエントリー機会となる可能性があります:
1. 37,600円の抵抗を上抜け確認時:この場合、上昇トレンドへの回帰を見込んだ買いエントリーが考えられます。ターゲットは38,000円、そして前回高値の38,500円付近となるでしょう。
2. 37,400円のサポートを下抜け確認時:この場合、下落トレンドの継続を見込んだ売りエントリーが考えられます。ターゲットは36,500円付近となります。
特に注目すべきは、現在のコマ足状の動きです。この状態は方向感の模索を示しており、次の大きな動きの前の踊り場である可能性があります。
また、日経平均は為替動向の影響も受けやすいため、ドル円相場にも注意を払う必要があります。円安が進行すれば輸出関連株を中心に支援材料となり、円高に振れれば逆の影響が出る可能性があります。
いずれにせよ、現在のような不安定な相場環境ではリスク管理を徹底し、エントリーする場合には明確な根拠と出口戦略を持つことが重要です。37,600円と37,400円の重要なレベルを注視しながら、相場の方向性を見極めていきましょう。
今日の日本株式市場に影響を与えたニュース・トピックス
- トランプ大統領、カナダ・メキシコへの関税を4日に発動
25%の追加関税を実施するとの発言が再び取り沙汰され、輸出関連や素材株の投資家心理に影響を与えました。 - 米ISM製造業指数が2月50.3に低下
前月比で指数が悪化したことで、米国景気の先行き不透明感が浮上。グローバル景気連動が高い銘柄には多少の重しとなりました。 - 米国のハイテク株下落
前日の米国市場でナスダックが267.921ポイント安と大幅に下落。日本のハイテク系グロース銘柄にも一部売りが波及しました。
今晩の米国株式市場の注目ポイント
(b) 重要経済指標・イベントの予定
- 米国 2月ADP雇用レポート(本日22:15頃発表予定)
- FRBパウエル議長 下院での議会証言(明日3月6日)
- 米2月ISM非製造業景況指数(今晩24:00頃)
ADP雇用報告は週末の米雇用統計(非農業部門雇用者数)を占う前哨戦として注目を集めています。
(c) 為替動向と日本株への影響
- ドル円は具体的数値こそ非公表ながら、149円台前半で推移との市場観測
- 関税問題が一段とエスカレートすれば、安全資産としての円買いが進行する可能性も
円高方向に振れた場合は輸出関連株の上値が重くなるシナリオを想定しておくとよいでしょう。
アメリカ株指数のチャート
ダウ平均株価の相場分析

昨日、ダウは大きく値を下げて、一気に悲観モードが漂っている状態となっています。大きな陰線をつけているのでなかなかエントリーしづらいものの、42,000ポイントあたりで狙っているトレーダーも多いのではないでしょうか。
ただ私はこのような危険な相場には手を出しません。「落ちるナイフは掴むな」という格言の通り、しっかりと方向性が出てきたところを狙います。5日移動平均線が75日移動平均線をしっかりと下抜けているので、かなり下への勢いが強いです。週足で見ても既に25日移動平均線を下抜けた大陰線ができているので注意が必要です。無理をするタイミングではありません。
直近の値動きを詳しく見ると、44,000ポイント台から42,500ポイント台まで急落する展開となりました。このように短期間で大きく下落した場合、一時的な反発はあり得るものの、その反発を利用した戻り売りの方が安全なトレード戦略と言えるでしょう。
テクニカル的には、下落の勢いが強く、主要な移動平均線がクロスして下向きになっている点に注目すべきです。特に25日移動平均線と75日移動平均線の位置関係が悪化しており、中期的な下落トレンドの始まりを示唆している可能性があります。
現在の価格帯(42,500ポイント付近)は、過去の節目となるサポートラインとの距離も近く、一時的な反発が起きる可能性はありますが、全体のトレンドが下向きに転換したと考えるべきでしょう。
今後の展開としては以下の3つのシナリオが考えられます:
1. 反発シナリオ:42,000ポイント付近でサポートを形成し、短期的に43,000ポイント台まで戻す展開。ただしこれは反発であり、トレンド転換ではない点に注意が必要です。
2. 継続下落シナリオ:42,000ポイントも突破し、次の主要サポートである41,000ポイント付近まで下落が続く展開。
3. レンジ相場シナリオ:42,000〜43,000ポイント間でのもみ合いが続き、方向感の定まらない展開が続く可能性。
いずれのシナリオにおいても、現時点では積極的な買いエントリーは控えるべきです。もし短期的なトレードを検討するなら、反発後の戻り売りを狙うか、42,000ポイントを明確に割り込んだ場合のトレンドフォロー的な売りが考えられます。
出来高を見ると下落時に増加しており、売り圧力の強さを示しています。また、RSIも下向きで、まだ底入れの兆候は見られません。
相場は予想以上に大きく動くことがあります。リスク管理を徹底し、明確な根拠を持ったエントリーポイントが見つかるまで、無理なトレードは避ける姿勢が賢明です。
ナスダック

ナスダックも大きく値を下げています。しかしダウとちょっと違うのが昨日のローソク足がコマ足のような形になっていて、市場全体に迷いのモードが漂っていること、そして18,000ポイントに既に到達しているということです。このポイントで買いを狙っているトレーダーも多くいそうです。
ただしここは慎重に入るのであれば、上昇に向かう転換が確認できてからにしましょう。1つの目安は5日移動平均線をしっかり上抜けすること。無理をしてはいけません。
テクニカル的な観点から見ると、ナスダックは2025年初めから続いたレンジ相場から大きく下方ブレイクし、主要な移動平均線を次々と下抜けています。特に注目すべきは、25日と75日の移動平均線をともに下回っている点で、これは中期的な下落トレンドの始まりを示唆している可能性があります。
現在の18,000ポイント付近は心理的な節目であると同時に、2024年の初めに形成された上昇トレンドラインとも近い位置にあります。このエリアでの反応は重要で、ここでの価格行動によって今後の方向性が大きく左右されるでしょう。
RSIを見ると、30を下回る過売り圏に達しており、短期的な反発の可能性を示唆しています。ただし、過売り状態は長く続くこともあり、それだけで買いエントリーの根拠にはなりません。
今後考えられるシナリオは以下の通りです:
1. 反発シナリオ:18,000ポイント付近でサポートを形成し、5日移動平均線を上抜けた後、18,500〜19,000ポイント付近まで戻す展開。これは短期的な反発であり、上昇トレンドへの本格的な転換かどうかは慎重に見極める必要があります。
2. 継続下落シナリオ:18,000ポイントのサポートを下抜け、次の主要サポートである17,500ポイント付近まで下落が続く展開。この場合、テクノロジーセクター全体の調整が深まることを意味します。
3. レンジ相場シナリオ:18,000〜18,500ポイント間でのもみ合いが続き、明確な方向感が出るまで時間を要する展開。
トレード戦略としては、以下の2つのアプローチが考えられます:
1. 保守的アプローチ:5日移動平均線を明確に上抜け、かつ複数の陽線が確認できるまで待ち、上昇トレンドの再開を確認してから買いエントリーを検討する。
2. 積極的アプローチ:18,000ポイント付近の強いサポートに注目し、レベル感を意識した買いエントリーを検討する。ただし、この場合は損切りラインを明確に設定し、17,800ポイントを下抜けた時点で素早く損切りする規律が必要。
ナスダックはテクノロジー株が多く、市場のセンチメントに大きく影響されます。現在の下落は、AI関連銘柄やセミコンダクター株の調整が主な要因と考えられます。これらのセクターの動向と、今後発表される経済指標にも注目が必要です。
いずれにせよ、リスク管理を最優先に、明確な転換サインが出るまで慎重な姿勢を維持することが賢明です。「上昇トレンドの再開を確認してからでも遅くない」という心構えを持ちましょう。
S&P500

S&P500もダウやナスダックと同様に急落局面を迎えています。チャートを見ると、2025年初めからのレンジ相場から下方ブレイクし、主要な移動平均線を下回る展開となっています。現在の価格は5,770ポイント付近で推移しています。
テクニカル的には、25日移動平均線と75日移動平均線をともに下回っており、中期的な下落トレンドへの転換の可能性が高まっています。特に注目すべきは、直近の下落が大きな出来高を伴っている点で、これは売り圧力の強さを示しています。
RSIは40を下回るレベルまで低下していますが、まだ極端な過売り状態ではありません。これは、さらなる下落の余地があることを示唆しています。
現在の価格帯である5,770ポイント付近は、2024年後半から2025年初めにかけての上昇トレンドの中で何度かサポートとして機能したレベルです。この水準が維持できるかどうかが今後の方向性を占う上で非常に重要になります。
今後考えられるシナリオは以下の通りです:
1. 反発シナリオ:5,750ポイント付近でサポートを形成し、5日移動平均線を上抜けた後、5,900〜6,000ポイント付近まで戻す展開。ただし、これは単なる反発であり、上昇トレンドへの本格的な転換と判断するには、25日移動平均線を上回る動きが必要です。
2. 継続下落シナリオ:5,750ポイントのサポートを下抜け、次の主要サポートである5,600ポイント付近まで下落が続く展開。この場合、2024年からの上昇トレンドの調整が深まることを意味します。
3. レンジ相場シナリオ:5,750〜5,900ポイント間でのもみ合いが続き、明確な方向感が出るまで時間を要する展開。
トレード戦略としては、現時点で積極的な買いエントリーは控えるべきです。市場全体が下落トレンドに転換している可能性が高く、「落ちるナイフをつかむ」ような取引は避けるべきでしょう。
仮に反発を狙うのであれば、以下の条件が満たされるまで待つことが賢明です:
1. 5日移動平均線を上抜けして維持する
2. 複数の陽線が確認できる
3. 出来高が増加傾向にある
また、短期トレーダーにとっては、現在の価格帯が重要なサポートラインであることから、このレベルからの反発を狙った短期的な買いも考えられますが、その場合は厳格な損切りラインを設定することが不可欠です。5,750ポイントを明確に下抜けた時点で速やかに損切りする規律が必要です。
S&P500は幅広いセクターを含む指数であり、市場全体の健全性を示す重要な指標です。現在の下落が一時的な調整なのか、それとも2024年から続いた上昇トレンドの終焉を意味するのかを見極めるためには、今後の価格行動と出来高の関係に注意深く注目する必要があります。
いずれにせよ、相場が大きく動いている局面ではリスク管理を最優先に、確かな根拠が得られるまで慎重な姿勢を維持することが重要です。無理なトレードは避け、明確なシグナルが出てからのエントリーを心がけましょう。
注目銘柄:オリックス(8591)
(a) 事業内容
オリックス(8591)は総合リース事業で出発し、不動産、銀行、生命保険、投資事業、環境エネルギーなど多岐にわたる事業を展開する総合金融サービス企業です。海外にも積極的に進出しており、グローバルに投資や金融サービスを提供しています。
(b) 企業概要・業績
- 売上高:2兆円超(2025年3月期第3四半期累計ベース)
- 営業利益:数千億円規模で前年同期比増益
- 主要指標:PER 9倍台、PBR 約0.8倍、配当利回り 3%超
- 海外収益比率:約40%とグローバル展開が進行
業績面では国内外での多角化が奏功し、リース以外にも不動産や環境エネルギー事業からの収益拡大が続いています。
(c) 株価推移
- 始値: 3,109.0円
- 高値: 3,144.0円
- 安値: 3,084.0円
- 終値: 3,144.0円
- 出来高: 3,550,000株
- 前日比: +56円 (+1.81%)
- 過去5営業日変動率: +2.63%
- 過去1か月変動率: -4.59%
ここ数か月は3,000円台前半〜中盤を中心に推移。最近の決算発表や自社株買い拡充が株価を押し上げる要因になっています。
(d) 今後の見通しやリスク要因
- 自社株買い施策が継続的に実施される場合、株主還元策としてプラス材料
- 海外事業のさらなる拡大により、為替影響や地政学リスクへの耐性が試される
- 金利上昇局面でも安定した財務基盤を持つが、金融セクター全体の地合い次第では逆風の可能性
総合的に見て、業績と株主還元が安定していることから、中長期投資家にとっては有力候補といえます。
オリックス(8591)の重要指数
- 時価総額(15:30):3,659,842百万円
- 発行済株式数(03/05):1,162,962,244株
- 配当利回り(会社予想・15:30):3.13%
- 1株配当(会社予想・2025/03):98.60円
- PER(会社予想・連・15:30):9.23倍
- PBR(実績・連・15:30):0.88倍
- EPS(会社予想・連・2025/03):340.78円
- BPS(実績・連):3,585.45円
- ROE(実績・連):9.49%
- 自己資本比率(実績・連):24.1%
- 最低購入代金(15:30):314,700円
- 単元株数:100株
- 年初来高値(24/07/17):3,788円
- 年初来安値(24/01/04):2,628円
※上記の参考指標のリンクはIFIS株予報のページへ移動し、リアルタイムで表示されます。
オリックス(8591)の明日以降のシナリオ分析

日足チャートを確認すると、オリックス(8591)は明確な下降トレンドを形成しています。チャート上に引くことができる下降チャネルの範囲内で価格が推移しており、この構造がしばらく続く可能性が高いです。
現在、株価は3147円前後で一時的に値が止まっている状況です。この価格帯は重要な水平線でもあり、一定の買い支えが入っていると考えられます。しかし、25日移動平均線が強力な抵抗帯として機能しており、上値を抑えられている状態が続いています。
このテクニカル的な状況から、明日以降の展開が非常に興味深いポイントになっています。今日の上値で抑えられた後、明日以降に5日移動平均線をしっかりと上抜けてから再度下落に転じた場合、絶好のショートエントリーポイントになるでしょう。
ショートポジションを取る際の損切りラインは3274円近辺に設定します。この水準を超えるか、または5日移動平均線、重要水平線、25日移動平均線、そして75日移動平均線といった複数の抵抗帯を上抜けして維持された場合は、下降シナリオが崩れたと判断し、速やかにポジションを手仕舞いします。
利益確定の目標としては、下降チャネルの下限ラインにタッチしたポイントを第一目標とします。このラインへの接近時には、形成される4時間足のパターンも注意深く観察します。下への勢いが強く、下部ラインを割り込む可能性が見られる場合は、半分のポジションを利確し、残りの半分は更なる下落の可能性を見据えて保持する戦略が有効です。
特に注目すべきは、2023年後半から2024年前半にかけて形成された上昇トレンドからの明確な転換点です。2024年後半からは下降トレンドに入り、現在もその流れの中にあります。この大きなトレンド転換を認識した上で、短期の売買戦略を立てることが重要です。
また、価格が25日移動平均線に接近する度に売り圧力が強まるパターンが観察されており、この傾向は今後も継続する可能性が高いです。従って、25日移動平均線付近での戻り売りは、リスクリワード比の良いトレード機会となるでしょう。
チャネル内での値動きを分析すると、現在はチャネル中央からやや下方に位置しており、短期的な反発の後に再度下落する可能性が高いと判断できます。この点を踏まえ、一時的な上昇局面ではショートポジションの構築を検討し、下降トレンドの継続を狙う戦略が有効です。
相場環境は常に変化するため、設定したシナリオが崩れた場合には迅速に方針を転換することが肝要です。リスク管理を徹底し、計画的なトレードを心がけましょう。
明日以降の戦略とまとめ
(a) 明日以降の注目指標
- 3月6日:積水ハウス(1928)やカナモト(9678)などの決算発表
- 同日:米国ADP雇用レポート、パウエル議長議会証言の内容も翌朝の東京市場に影響
(b) 投資家へのアドバイス
- 米国景気指標や関税関連ニュースに一喜一憂しすぎないよう、分散投資を心がける
- 注目セクターや主力銘柄が下落した場合には押し目買いのチャンスか慎重に見極める
- オリックス(8591)のような複数事業を手がける企業は、業績の安定度や配当利回りをチェック
(c) 総括コメント
本日は日経平均が37,418円と堅調に推移し、セクター別では機械や空運業が買われる展開となりました。一方で米国株や為替リスクなど海外要因への警戒もくすぶっています。今週後半は米国ADPやパウエル議長の証言など注目イベントが多く、市場の変動が大きくなる可能性があります。投資家はリスク管理を徹底しながら、中長期目線で優良銘柄の動向を注視しましょう。
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参考リンク一覧
- 日経平均株価などの市況ニュース
- TOPIX・出来高に関する情報
- セクター別動向のランキング
- DyDo値下がりに関する情報
- 植木組の上方修正ニュース
- 米国株動向と為替関連ニュース
- トランプ政権の関税ニュース
- 翌日の決算発表予定一覧
- オリックス(8591) 株価情報
以上、本日の市況まとめでした。明日以降の投資戦略を検討する際の参考になれば幸いです。今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
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