株式投資・市況

【2025年2月18日 市況】サンリオ(8136)大幅上方修正で急騰!日経平均&日本株投資を徹底攻略

2025年2月18日 市況

2025年2月18日の日本株式市場の動向と、今晩のアメリカ市場の注目ポイントを総合的に整理します。特に好業績を背景に注目されているサンリオ(8136)の株価推移や業績、今後の展望を詳しく掘り下げます。投資戦略を組み立てるうえで役立つ情報を網羅していますので、ぜひ最後までお読みください。

1. 今日の日本株式市場総括

1-1. 日経平均・主要指数の動き

  • 日経平均株価: 39,270円40銭(前日比 +96円15銭)
  • 始値: 39,094円09銭
  • 高値: 39,508円55銭
  • 安値: 39,021円23銭
  • TOPIX: 2,772.78(前日比 +5.88)
  • 出来高(東証プライム): 9億4,780万株
  • 売買代金(東証プライム): 2兆2,182億円

日経平均は小幅ながら続伸となりました。米国市場が前日はプレジデンツデーで休場だったこともあり、相場全体としてやや方向感に欠ける動きでした。しかし、為替が1ドル=151円80銭台で円安基調を保っていることや、欧州市場の流れを受けた防衛関連株への買いなども下支え要因となりました。
もっとも、39,500円付近では戻り売りが散見され、後場の高値圏では上値が重い展開となっています。

1-2. 業種別・主要銘柄の動向

  • 上昇業種: 電気・ガス業、機械、輸送用機器
  • 下落業種: ゴム製品、水産・農林業、海運業

電気・ガス業では東京ガス、大阪ガスが買われ、機械セクターではSMCや三菱重工が堅調でした。輸送用機器ではトヨタや日産自など大手自動車株が上昇しています。ゴム製品や水産・農林業、海運業は利確売りなどが入り軟調に推移しました。

1-3. 新興市場・投資家の見方

  • TOPIX: 前日比 +5.88の2,772.78
  • 東証プライム 値上がり: 795銘柄、値下がり: 775銘柄、変わらず: 70銘柄

投資主体別にみると、防衛関連株や金融株に買いが散見されるものの、39,500円前後に接近すると売りが出やすいという声もあり、上値を抑える展開です。総じて出来高・売買代金は2兆円台前半と盛り上がりに欠ける水準でした。

市場関係者からは「39,000円台半ばは売りが厚く、米国休場で海外投資家のフローも限定的。値動きは限定されやすい」との見方が示されています。

1-4.日経平均のチャート分析

上ひげをつけて終えたところが若干気になります。 5日25日、75日戦すべてにおいて、ろうそく足が乗っかっている状態ですが、 上肘がついているところ、 また、39,500円近辺で跳ね返されているところを見ると、ここに節目が見えます。 年始からずっとオレンジ相場が続いており、上値は40,385円、 下値は37,656円近辺でのレンジ相場となっています。 移動平均線も全て横ばいなので、方向性が乏しくトレードしにくい状態が続いています

2. 今日の主なニュース・ヘッドライン

  • 米国市場はプレジデンツデーで休場
  • 為替は1ドル=151円80銭台の円安水準継続
  • 欧州株はやや軟調も、防衛関連株には買いが入る
  • 国内金利の上昇を背景に金融株の一角も堅調

米国市場が休場のためリスク指標となるナスダックやS&P500のリアルタイムの動きが限定的でした。よって、手掛かり材料難から一進一退の相場展開と言えます。

3. 今晩のアメリカ市場の注目ポイント

米国の指数について

米国株式市場はプレジデンツデー明けで再開されます。以下のスケジュール・指標に注目しましょう。

  • 22:30 米NY連銀製造業景気指数(予想: -1.0、前回: -12.6)
  • 24:00 米NAHB住宅市場指数(予想: 47、前回: 47)
  • 米国株主要3指数:
    • ダウ平均先物: 前日比 +45ドル
    • S&P500先物: 6,145.25(+13.25)
    • ナスダック100先物: 22,264.50(+68.25)
  • 2月26日にエヌビディア(NVDA)の決算発表予定
    • 予想EPS: 0.84ドル
    • 予想売上高: 379.8億ドル

米国ではFRB(連邦準備制度理事会)の金融政策をめぐり、「年内25bp利下げ確率が約70%」との見方(CMEフェドウォッチ)があります。足元の経済指標次第で利下げ織り込み度合いが増減する可能性が高く、指標の結果には要注意です。

引き続きAI関連の需要拡大に伴う半導体セクターの動向も注目されます。エヌビディア決算をはじめ、米国ハイテク株の値動きが日本の関連銘柄にも波及するため、しっかり注視しておきたいところです。

米国の指数のチャート分析

ダウ平均

45,000ポイントが一つの節目となっており、上値が展開しています。価格帯別出来高を見ると、ちょうどこの水準で最も出来高が多く、現在は方向性が不明瞭な状態です。確かに、5日線、25日線、75日線すべてでろうそく足が上向きになっていますが、何らかの要因で一気に崩れる可能性もあり、緊張感が漂っています。

ナスダック総合

ナスダック総合も20,000ポイント近辺で揉み合っており、細かく見るとダウ理論に基づく上昇トレンドではあるものの、上値が重い展開となっています。週足で見るとチャートは右肩上がりになっており、このまま伸びていく雰囲気も感じられますが、いつ崩れてもおかしくない状態です。特に月末にエヌビディアの決算が控えているため、注目が集まっている様子が伺えます。

S&P500

こちらは6,000ポイント近辺で、やはり上値が重くブレイクしにくい状態です。現在、ダウ、ナスダック、S&P500はいずれも同様のチャート状況にあり、方向性が明確になった場合、一気に動き出す可能性は十分にあります。また、チャート上には三角持ち合いの形状も見られるため、上値がブレイクした場合、一気に伸び上がる可能性もあります。さらに、リスク要因として地政学リスクが挙げられ、トランプ大統領が積極的に政策を打ち出しているため、今後の影響に注視が必要です。

4. 今日の注目銘柄「サンリオ(8136)」

本日の注目銘柄はサンリオ(8136)です。テーマパークやライセンスビジネスを手掛けるキャラクタービジネス大手で、「ハローキティ」をはじめ、多数の人気キャラクターを保有しています。2月14日に発表された2025年3月期第3四半期決算を受けて、業績や配当予想などが上方修正されたことから、大きく注目を集めています。

4-1. サンリオ(8136)の株価推移

  • 始値: 7,069円
  • 高値: 7,315円
  • 安値: 6,696円
  • 終値: 7,180円
  • 出来高: 15,140,300株

短期的にも株価は好調で、週間騰落率+4.3%、月間では+14.2%、3ヶ月では+27.8%と上昇トレンドが続いています。年初来高値は2月14日に6,166円を付けたばかりでしたが、さらに上振れてきました。時価総額は1兆7,745億円に到達しています。

4-2. 2025年3月期 第3四半期決算内容

2月14日に発表された決算では、売上高・利益ともに大きく増加し、通期見通しを上方修正しました。

  • 売上高: 当初1,306億円 → 1,405億円(前期比40.5%増)
  • 営業利益: 当初410億円 → 512億円(同90.0%増)
  • 純利益: 当初311億円 → 405億円(同2.3倍)
  • 期末配当: 当初20円 → 32円(年間52円)

第3四半期累計(2024年4月~12月)の実績も非常に好調で、前年同期比44.7%増の売上高1,047億8,600万円、営業利益は92.1%増の410億9,300万円、純利益は2.1倍の337億9,000万円と、業績の拡大が際立ちます。

4-3. 重要指標

  • PER: 41.3倍
  • PBR:18.66倍
  • PSR:10.87倍
  • 配当利回り: 0.74%
  • 時価総額:1兆8,103億円

株価上昇に伴いバリュエーション指標がかなり高めになっています。投資家の期待が大きい分、株価変動も大きくなる可能性がある点には注意が必要です。

4-4. 事業の成長ドライバー

  • 「ハローキティ」50周年施策による国内外でのブランド再注目
  • 北米・中国市場でのライセンス事業の急拡大
  • 「マイメロディ」50周年や「クロミ」20周年施策による商品展開強化

また、キャラクターのライセンス収入が好調であるほか、テーマパーク事業やECなどの新規販路開拓も寄与しています。近年ではデジタルコンテンツやSNS展開にも力を入れており、若年層へのリーチが上手くいっていることも背景とされています。

4-5. 投資家の注目ポイント

  • 決算発表後の材料出尽くし感があるか否か
  • 割高なバリュエーション(PER90倍超)をどう評価するか
  • 配当利回りの上昇(年間52円に増配)と株主還元策の継続性
  • キャラクタービジネスの海外拡大の継続性

個人投資家の間では「上昇余地はまだある」との見方も多い一方、短期的な買われ過ぎを警戒する声もあります。ポートフォリオ構築の際は株価のボラティリティや事業リスク(キャラクター人気の一極依存など)を十分考慮しましょう。

4-6.サンリオのチャート分析

決算発表後、一気に価格が跳ね上がり、現在は7,000円台となっています。また、出来高も上位に位置しています。ただし、ボリンジャーバンドの3シグマにちょうどタッチしているため、やや不気味な印象があります。過熱している状況から、何かのきっかけで一気に下落する可能性も否定できません。チャートの伸び方は週足でも非常に綺麗なため、買いのエントリーを検討しても良いでしょう。

5. 明日以降の戦略とまとめ

  • 日経平均は39,000円台前半~半ばで売り買いが交錯。上値追いには米国市場の追い風が必要。
  • 円安基調(151円80銭台)は自動車・機械など輸出関連にプラス材料。
  • 防衛関連やエネルギー関連などテーマ性のあるセクターに個人投資家の物色が集まりやすい。
  • 米国は経済指標(NY連銀製造業景気指数、NAHB住宅市場指数)やエヌビディアなどの決算を控え、ハイテク株の動向に要注目。
  • サンリオ(8136)のような高バリュエーション・好業績銘柄への投資は、短期的には値動きの振れ幅が大きい点に留意。

総じて日本株相場は「高値警戒感」と「好業績銘柄の物色」がせめぎ合う局面にあります。今晩の米国市場再開後の主要指数や長期金利、為替の動きを踏まえ、慎重にトレード戦略を立てることが重要です。

参考リンク・出典元

※文中に示した各数値・ニュースは、上記参照元の2025年2月18日時点の情報をもとにまとめています。

免責事項

本記事は情報提供のみを目的としたもので、いかなる投資勧誘を行うものではありません。最終的な投資判断は、ご自身の責任と判断で行ってください。株式市場の動向や企業業績の見通しは変動する可能性があり、常に最新の情報に留意する必要があります。

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松田 悠志
㈱ビーシアップ代表。宅建士・FP2級。人材採用・営業・Webマーケ・資産形成を支援し、採用コンサルやマネープラン相談も対応。株12年・FX7年のスイングトレーダー。ビジネス・投資・開運術を多角的に発信し、豊かな人生を後押しします。