2月25日(火)の ドル円相場を解析していきたいと思います。
Contents
この記事から得られるメリット
- ドル円相場に関連する最新ニュースや経済指標、地政学リスクなどファンダメンタルズ情報を一括把握できる
- 週足・日足・4時間足・1時間足とマルチタイムフレームで相場分析し、トレンドフォロー手法を軸にした売買シナリオを確認できる
- デイトレードから2週間程度のスイングを想定した、実践的なエントリーポイント・損切り・利確の具体例を知ることができる
- リスク管理や注意点を踏まえながら、今日のトレードを成功に導くサポートが得られる
それでは、早速本日のドル円相場を分析していきましょう。
今日の結論・注目ポイント
- ドル円は大きく下落し、約3ヶ月ぶりに148.92円をつけた後、149円台前半へ戻す展開になっています(ニュース参照)。
- 地政学リスク(ウクライナ侵攻3周年、トランプ氏による対外関税発言など)、日銀追加利上げ期待、G20財務相会合や米GDP・耐久財受注といった重要イベントが重なり、相場の変動が予想されます。
- テクニカル面では週足・日足とも下落トレンドに転換し始めており、戻り売り(ショート)がメイン戦略。ただし、大きな戻し(上昇リバウンド)が入った場合のロング狙いも視野に入れられます。
- ショート戦略では、1時間足で149.859円付近のレジスタンスを背にし、損切り150.00円、利確148.731円〜147.442円を狙うシナリオに注目。ロング戦略は150.549円ブレイク時の買いを検討(損切り150.30円、目標154.718円)など、状況に合わせた逆張り的な戦略もあり得ます。
ファンダメンタルズ分析(最新ニュース、経済指標、注目イベント)
◆地政学・通商政策
- トランプ前大統領が自動車、半導体、医薬品へ25%関税を「1ヶ月以内」に発表と表明。さらに3月12日から鉄鋼・アルミニウム輸入に25%関税を課す予定。保護主義強化に伴い、リスク回避の円買いも意識されます。
- EUが対ロシア制裁第16弾を発表。ロシアのウクライナ侵攻3周年に合わせ、金融・エネルギー分野の制限を強化。欧州情勢の不安定化やエネルギー価格の動向がドル円相場にも影響を及ぼす可能性があります。
◆金融政策関連
- 日銀・田村審議委員は「2025年10月以降に政策金利を1%以上に引き上げる必要性あり」と主張。
- 植田総裁は「長期金利が急上昇した場合、国債買い入れを増額する用意がある」と発言。日銀の金融正常化への一段の期待と、国債買い入れ余地が交錯し、強い円買い材料にもなり得ます。
◆為替市場動向
- ドル円は一時148.92円(約3ヶ月ぶりの安値)まで下落後、現在は149.25円付近で推移。
- 日本のインフレ率上昇が進み、日銀追加利上げ期待が高まり円高圧力が強まっている。
◆経済指標
- 日本の1月CPI(消費者物価指数)はコア前年比3.2%、総合指数は前年比4.0%と、2年ぶりの高水準。
- 今週は日本の小売売上高・鉱工業生産・住宅着工件数などが控え、米国では個人消費支出(PCE)物価指数やFRBメンバーの発言に注目。
- 2月26〜27日にかけてのG20財務相・中銀総裁会議(南ア・ケープタウン)(資料[8][14])、2月26日夜(日本時間22:30)に米国GDP年率(実質)と耐久財新規受注が発表予定(重要度高)。結果次第ではドル円が大きく動く可能性あり。
◆地政学リスク
- ウクライナ侵攻3周年を受け、ロシア制裁が強化される一方、トランプ前大統領によるウクライナ和平交渉(2月25日、サウジアラビア・リヤド開催)情報も錯綜中。
- ロシアのラブロフ外相は「交渉は有益」と評価する一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は参加に否定的な意向を示すなど、不透明感が高い。
- 日本の石破政権(内閣)では予算委員会運営が混乱し、政局不安による円買い・円売り両面が想定される。
テクニカル分析(週足、日足、4時間足、1時間足など)

◆週足
- 20MAを下抜けしており、本格的な下落トレンド入りを示唆する形。実際、152.30円付近でダブルボトムを形成していた時期もあるものの、その水準を割り込んでからは下落が続き、現在は149円付近を推移。
- 週足ベースで見ると、20MAが完全に下向きになり始めており、今後さらに下落圧力が強まる可能性。目先は148円割れを試すかが注目。
◆日足
- 日足では20MAと200MAのデッドクロスが形成されそう。すでに150円台を割り込んでからは下降基調が明確。
- エリオット波動的には「まだ下落1波目の途中」という見方もあるため、戻りを挟みながら大きめの下落が続くシナリオは十分考えられます。
- 下値目標としては、長めのスイングで140円付近まで視野に入る可能性も。特に、148.00円を強く割り込むようだと下落が加速しやすい局面になりそうです。
◆4時間足
- きれいなダウントレンドを形成中。安値を更新しつつ、戻りも限定的で、売り勢優勢の流れ。
- 4時間足の20MAにタッチする場面があっても、その都度押し返されているため、安易な逆張りロングはリスクが高い。
- ただし大きく伸びきった後は急なショートカバー(戻り)も想定されるので、戻りが入ったらそこを売っていく形がトレンドフォロー的には最適です。
◆1時間足
- 短期的にも下落トレンド継続。一時的な上昇があっても、149.859円付近や150円近辺で頭を抑えられる展開。
- 148.731円、147.442円など重要なサポートを複数下に控えており、利確目標を設定しやすい反面、突発的な反発には注意が必要です。
今日の売買シナリオ(ショート/ロング)
◆メイン戦略:戻り売り(ショート)

- エントリーポイント: 1時間足〜4時間足で上値を試し、抵抗帯になっている149.859円付近まで戻したタイミング。
- 損切り(ストップ): 大台の150.00円前後を明確に超えたら一旦撤退。
※心理的節目かつ直近の高値圏のため、ショート勢のロスカットが集まりやすいライン。 - 利確目標1: 148.731円付近(直近安値ゾーン)。到達時に半分〜2/3を利確しリスクを下げる案。
利確目標2: 147.442円付近(深いサポート水準)。最終的にはリスクリワード1:2以上を目指す。 - 根拠: 週足・日足・4時間足の下落トレンドが明確。さらにファンダメンタルズ要因(日本インフレ&日銀利上げ観測、トランプ関税懸念など)も円高材料が多く下押しリスクが継続すると見られる。
◆サブ戦略:大きな反発を狙ったロング

- エントリーポイント: 1時間足で150.549円付近のレジスタンスを上抜けし、ゴールデンクロスなど反転シグナルが確定したタイミング。
- 損切り(ストップ): 150.30円を下回ったら即撤退。急反落で再度下落波に巻き込まれるリスクを避けるため。
- 利確目標: まずは152円前後。相場が大きく転換しさらなる上昇余地がある場合、154.718円付近を狙う。
※ただし現状ではメインシナリオではなく、あくまで急反発時の逆張り対応。 - 根拠: 下落トレンドが続く中でも、日経先物や米株式市場が大きく反転上昇すれば、リスクオンの円売り・ドル買いが起こり得る。短期のショートカバーから一時的な上昇を狙う戦略。
リスク管理・注意点
- 地政学リスク: ウクライナ情勢は停戦交渉の成否次第で相場変動が大きく変わる。また、G20会合での各国財務相・中銀総裁による為替や景気認識の表明も見逃せません。
- 突発ニュース: トランプ前大統領の通商政策や、日銀の緊急会合、要人の急な発言などによって、一気に相場が振れるリスクがあります。
- 損切り設定の徹底: デイトレ〜スイングにかかわらず、必ず明確な損切りラインを設定し、資金管理を厳格に行いましょう。
- 建玉の持ち越し: 週末や連休を挟む際は、地政学リスクの進展や経済指標の結果がギャップにつながるため、ポジション管理に注意が必要です。
まとめ(全体の見通しと明日以降のポイント)
- ドル円は、日足ベースの下落トレンドが本格化する様相を呈しています。週足〜4時間足も下目線のため、基本戦略は「戻り売り」が優位と判断されます。
- 主要な経済指標としては、2月26〜27日のG20財務相会合および米GDP・耐久財受注の発表(日本時間26日22:30)に注目。結果が大きく乖離した場合、相場変動が激しくなる可能性があるため慎重に。
- 地政学リスクやトランプ前大統領の追加関税発表、日銀金利引き上げ観測が継続しており、ドル円の乱高下が続くことが見込まれます。想定シナリオ以外の急激な反転にも常に備えておきましょう。
- もし大きな反発が出た場合は、1時間足レベルでのレジスタンス突破を待って逆張りロングを検討するオプションもあり。上に抜け切らず失速するならば再度ショートがチャンスになる見通しです。
以上、ファンダメンタルズとテクニカルを総合した「今日のドル円相場の環境認識」と「具体的なトレード戦略」でした。最新ニュースや重要イベントを常にチェックしながら、資金管理を徹底してトレードに臨みましょう。
【参考リンク(情報・データ出典元)】
- Bloomberg: https://www.bloomberg.com
- Reuters: https://www.reuters.com
- DailyForex: https://www.dailyforex.com
- TradingEconomics: https://tradingeconomics.com/japan/currency
- 日本銀行(BOJ): https://www.boj.or.jp
- 米国経済分析局(BEA): https://www.bea.gov
- G20財務相会合(南アフリカ):https://www.mof.go.jp/
- KyodoNews, Jiji.com, 各種国内外メディア記事
編集後記
負けが重なると、どうしても自分自身の戦略に自信が持てなくなるものです。
何か他の方法があるのではないか、あるいは自分のやり方を間違っているのではないかと、そんな誘惑に駆られてしまいます。
しかし、大抵の場合、負けが重なるというのは、あなたの方法が間違っているのではなく、まだその方法が成熟していないということが言えます。
実際、本当に勝てているトレーダーというのは、何も特別なことをしていないのです。しかし、彼らは「無駄な負け」が極端に少ないため、結果として利益を上げています。
あなたもぜひ、この境地を目指してほしいと思います。
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、いかなる投資行動を推奨・勧誘するものではありません。記載されている情報は作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではありません。相場の状況は常に変化しており、経済指標・地政学リスク・金融政策など外的要因によって、予想を大きく上回る変動が生じる可能性があります。
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本資料は、一般的な情報提供のみを目的として作成されたものであり、特定の金融商品や取引に関する個別具体的な投資助言や推奨、または投資勧誘を意図するものではありません。本資料に記載されている分析や見解は作成時点のものであり、将来にわたってその正確性や有効性が保証されるものではありません。
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